デング熱による死者107人
2019年10月03日付 The Voice 紙

ヤンゴン 2019年10月3日

ミャンマー全域でデング熱による9ヶ月の死者数が107人であることが、保健・スポーツ省国民健康局の発表からわかった。

2019年1月から9月21日までのデング熱の感染者は18320人であり、死者は107人であること、カチン州、エーヤワディー管区、ヤンゴン管区、ラカイン州とマンダレー管区で発生が多いことが国民健康局からわかった。

デング熱の感染者は、カチン州で2904人、エーヤワディー管区で2631人、ヤンゴン管区で2464人であること、死者はカチン州で29人、ヤンゴン管区で24人とエーヤワディー管区で11人であることが保健・スポーツ省からわかった。

上記の疾患は雨季に発生が多いが一部の管区や州では一年中発生し、15歳で最も多く感染する傾向があるその病気が、現在は年齢を問わず感染していることを国民健康局が注意して発表した。

デング熱はデング熱を媒介する熱帯縞蚊(Aedes)(注)に刺されることによって伝染し、通常の季節の変わり目で発生する傾向があるインフルエンザの兆候と差異がないため、インフルエンザで発熱した場合、デング熱に感染している可能性を常に加えて考えなければならないことを国民健康局が注意して発表した。

デング熱のショック状態を心配しなければならない兆候は、2日から7日程発熱し、だるくてじっとしていられなくなり、あるいはぐったりし、手足の指先が冷たくなり、急にお腹が痛み、食べ物や飲み物が受け入れられず絶えず吐き、身体の中に血が漏れ出るためにコーヒー色の液体を吐き、タールのように便が黒くなり、急に体温が下がる(一般に発熱し始めた日から3日目)傾向があるので、上記の症状が1つでもあれば近くの病院か診療所にすぐに診察に行く必要があることを保健・スポーツ省が発表した。

(注)本文ではAedesと言及されているが、デング熱を媒介するのはネッタイシマカ(Aedes aegypti、)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)とのこと。
参考:国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/dengue/392-encyclopedia/238-dengue-info.html

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( 翻訳者:林美里 )
( 記事ID:4937 )