ラオス、2021年にラオスとベトナムを結ぶ鉄道プロジェクトの着工へ
2019年10月17日付 VietnamPlus 紙
運行を開始したベトナム鉄道公社の5星列車は利用客から多くの称賛を受けた。
運行を開始したベトナム鉄道公社の5星列車は利用客から多くの称賛を受けた。

 ラオス-ベトナム鉄道は、ラオスのターケークを起点とし、ラオス-ベトナム国境を通過し、ベトナムのハティン省にあるブンアン港とを結ぶことになる。

 10月17日付のビエンチャン・タイムズは、ラオス政府がラオス石油貿易(ペトロトレード)に対し、ラオスのカムムアン県ターケーク郡からベトナム国境までを結ぶラオス-ベトナム鉄道の整備プロジェクトについて実行可能性調査を行うよう委譲したと報じた。
 ラオス政府を代表して、計画投資省は去る10月15日、ペトロトレードが同鉄道の整備に関する調査の実施と詳細な設計の作成を行う旨の覚書(MOU)をペトロトレードとの間で締結した。
 記事によると、鉄道はターケークを起点とし、ラオス-ベトナム国境を通過し、ベトナムのハティン省にあるブンアン港とを結ぶ。
 鉄道は、ラオスとASEAN地域を結び付け、ラオスのビジネスや農業への投資のためのインフラや物質的基盤を発展させ、ラオスに現代工業国家になる可能性をもたらす。
 鉄道はまた、鉄道整備に関するラオス政府の社会経済発展計画の実現に向け、ラオスを海のない内陸国から陸路で地域と繋がる国へと変貌させる一助となるものである。
 席上、ペトロトレードのChanthone Sitthixay会長は、「鉄道は長さ約240kmから270kmで、その内、ラオス国内の長さは約150kmで、残りの約120kmはベトナム国内を走る。
 初期調査は、ターケークからラオスーベトナム国境まで行われ、その後、ベトナム政府の承認を得られた後、ペトロトレードは引き続きベトナム国境からブンアン港までの調査を行う。
 調査と設計は8~12か月以内に完了する予定で、ラオス政府とベトナム政府の承認が得られれば、プロジェクトは2021年末に着工し、2024年に完成予定である。
 これは、国際基準に基づく単線の鉄道であり、旅客の輸送速度は時速90~120km で、インドネシアの設備と技術を使用する。また、調査結果を踏まえ、投資形式が決 定され、BOT またはPPP方式になるだろう」と述べた。
 Chanthone Sitthixay 会長によると、プロジェクトの投資総額はこれから確定され、今後の記者会見で公表される。

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( 翻訳者:山本美帆 )
( 記事ID:5038 )