ECA:ベトナムは賃金上昇で東南アジアをリード
2019年11月13日付 VietnamPlus 紙


 2020年にベトナムは賃金上昇率が5.1%で東南アジアをリードする一方、インドは平均上昇率が5.4%で、依然としてアジアのトップである。

 外国人所得管理独立コンサルタント会社(ECA)の調査結果によると、ベトナムは2020年に5.1%と、賃金上昇で東南アジアをリードしていると予想される。
 調査によると、2020年の賃金平均上昇率はインドが5.4%と依然としてトップである。中国の上昇率は3.6%と予想されている。シンガポールにおける2020年の賃金上昇率は約3%で、今年の3.3%と比較して低下するものの、アジア・太平洋の平均よりも高く、香港特別行政区(中国)の上昇率1.4%の2倍以上である。
 アジア太平洋地域の賃金平均上昇率は3.2%で、世界の1.4%や欧州の1.1%よりもはるかに高い。そのなかで、ベトナムはインドに次いで第2位となっており、インドネシア、カンボジア、タイよりも上位となっている。タイの労働者は、今年の上昇率3.9%と比べて2020年には4.1%の上昇率を享受する。
 ECAアジア部門の責任者リー・クエイン氏によると、ベトナムとタイの2020年のインフレは低下すると予想されるため、この2か国の労働者は、同社の評価よりも高い賃金上昇率を受けるとのことである。
 リー氏によると、ベトナムとタイの2か国共に、労働効率が上昇し続けるとインフレが抑制されるという長期的な傾向があるという。
 賃金上昇スピードの印象的な20の経済の中で、13の国と地域を持つアジアはトップをリードし続けており、同時にトップファイブを占めている。

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( 翻訳者:河合摩南 )
( 記事ID:5042 )