環境総局、ハノイの大気の質について「赤信号」
2019年12月11日付 VietnamPlus 紙
今朝のハノイの大気の質は健康に良くない影響を及ぼすレベルにあると警告が出された。
今朝のハノイの大気の質は健康に良くない影響を及ぼすレベルにあると警告が出された。

 環境総局の大気観測システムは、一般成人の健康に影響を及ぼし始め、敏感な人々にとっては健康により重度の問題が発生する可能性があると認定した。

 12月11日朝、ハノイ市にある環境総局の大気観測システムは、大気汚染が「悪い」閾値に達したとし、「一般成人の健康に影響を及ぼし始め、敏感な人々にとっては健康により重度の問題が発生する可能性がある」と認定し、「赤色」の警告を出した。
 AirvisualやPAM Airなどの大気質観測アプリも同様に、ハノイ市の多くの区域で健康に良くない大気の質になっているため、屋外での活動を控えるべきだという警告を出した。
 今朝6時にロンビエン区グエン・バン・クー通り556番にある環境総局の大気観測ステーションで出された空気質指数(AQI)の結果は199、つまりアメリカのAQIの算出方法で「赤」の閾値、ベトナムのAQIの「悪い」の閾値まで上がった。
 7時の時点でもグエン・バン・クー通り556番にある環境総局の大気観測ステーションでのAQIは依然として198、つまり「悪い」のままであった。
 Airvisualの空気質観測システムも7時に多くの区域に危険な汚染レベルだと警告した。中でも、ホータイ区域のAQIは303、GreenID(カウザイ区)でのAQIは256、チャン・ティエン通りでのAQIは250だった。
 Webぺージ情報とPAM Airのアプリでも今朝7時、ほとんどの観測ポイントで、空気質指数が2つともだいたいいつも170~199の「赤色」の閾値に達していると示された。この閾値の大気汚染度は「悪い」に区分される。
 しかしながら、オンラインアプリPAM Airのいくつかの地点で「紫色」(とても悪いレベルで、健康への影響を緊急警告する210~300という数値)の閾値に達した。ハンクアット通りで空気質指数が242と測定され、バーチエウ通りでは208と測定された。
 今朝8時20分までで、オンラインアプリPAM Airのハノイにおけるほとんどの観測地点で空気質指数は「赤」か「紫」の閾値に達した状態で維持されている。
 注意しなければならないのは、ハノイだけでなく、ナムディン省、タイビン省、ヴィンフック省、バクザン省、ニンビン省などのオンラインアプリPAM Airによるほとんどの観測地点で健康に良くないとされる「赤」や「紫」の閾値に達したと測定されたことである。 
 北部地方全体において、唯一、地方都市ソンタイ(ハノイ)のコードン社、タムダオ県(ヴィンフック省)の2観測地点だけがAQIで低いレベルの106~132を記録した。
 環境総局によれば、北部地方は現在冬の半ばであり一年で最も空気の質が悪い時期にあるという。乾燥した気候の上、逆転層が形成され、大気内の汚染物質の濃度が高くなる。PM2.5の数値は、夜と早朝により高くなる。
 特に早朝の時間帯はほとんど風がないため、汚染物質が拡散される可能性が低い。一方日中は、太陽光が地表の空気を熱する時、塵は拡散され、空気質はより改善される。
 この問題に関連して、最近天然資源環境省は政府首相に報告書を送った。報告書は季節の移り変わりの気象の特性や、逆転層現象が今後も続く可能性、PM2.5の濃度が高いレベルで維持される可能性があることなどを伝えた。
 それゆえ天然資源環境省は国民、特に子供、高齢者、妊娠中の女性、呼吸器疾患のある人は外出を控えるよう勧告した。外出する用事がある人は、マスクとサングラスの着用をしなければならないという。
 空気質についての情報を追うために、人々はcem.gov.vnのような環境総局のウェブサイトやアメリカ大使館によるaqicn.org、PAM Air、Air visualなどの最新情報を見逃さないようにすべきである。


関連記事:粒子状物質による大気汚染レベルが高いため朝は屋外での活動の抑制を。
https://www.vietnamplus.vn/o-nhiem-bui-min-o-muc-cao-han-che-hoat-dong-ngoai-troi-vao-buoi-sang/612232.vnp

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( 翻訳者:渡辺真衣 )
( 記事ID:5098 )