越日の国会は協力関係を強化する
2019年12月18日付 VietnamPlus 紙
一緒に写真を撮るトン・ティ・フォン国会常任副議長と小川敏夫副議長および両国議員団
一緒に写真を撮るトン・ティ・フォン国会常任副議長と小川敏夫副議長および両国議員団

 12月18日午後、トン・ティ・フォン国会常任副議長は国会議事堂にて、12月17日から20日にかけて参議院議員を率いてベトナムを訪問していた小川敏夫参議院副議長と会談した。
 小川副議長と参議院代表団のベトナム訪問を歓迎し、国会副議長はこの訪問の政治的意義と重要性を高く評価した。
 ベトナム国会の指導部を代表し、フォン副議長は日本国と日本の人々に、「令和」と称された徳仁天皇の新しい時代の訪れを祝福した。
 フォン副議長は、日本国と日本の人々は「令和」の時代の下で、繁栄する国の建設において大きな功績を達成し続け、さらにベトナムと日本の広範な戦略的パートナーシップは、両国の人々の利益のため、地域および世界中の平和、協力、発展のために、強化、発展し続けると固く信じている。
 フォン副議長は、ベトナムにとって日本は常に信頼できるパートナーであり、ベトナムの主要な経済パートナーと見なされると明言した。
 11月の時点で、両国間の貿易額は367億ドルに達した。日本は政府開発援助(ODA)の最大のパートナーであり、ベトナムに投資する132の国と地域の中で2番目に大きな外国投資家であり、観光分野で3番目、商業分野で4番目に位置するパートナーでもある。
 ベトナムと日本には、特に、両国とも環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)のメンバーであるという文脈において、お互いの発展を補完し、支援し合う多くの強みがある。
 両国間には、全体的にはCPTPPの枠組み内での、部分的には2国間での協力を進めるための多くのチャンスがある。
 フォン副議長によれば、両国はこれまで、農業、気候変動、労働、教育など分野で多くの協力文書を締結してきた。
 ベトナムの国会と日本の参議院、また両国の議員間の協力は絶え間なく強化されている。
 両国の立法機関の協力をさらに強化するために、フオン副議長は、両国のハイレベル間や立法機関の指導者間での定期的な往来や交流に両国が関心を寄せ、これを維持するよう求めた。
 両国の国会は、政府が全ての分野における各協定、各協力プログラムを効果的に展開し、国際および地域の各フォーラムにおいて緊密に連携することを支持している。
フォン副議長は、ベトナムが2020~2021年の国連安全保障理事会での非常任理事国、ASEAN議長国、ASEAN議員会議(AIPA)の議長国としての役割を果たすため、日本の指導者が協力、支持するよう期待している。
 会談を通じて、両国は緊密に協力し合うことで意見が一致した。また、今後両国は、議会外交のチャネルを通じて、ベトナムと日本は政治的信頼を深め、民間交流を強化し、すべての分野における協力を拡大し効果を向上させ、地域および国際の諸問題を互いに共有していくよう期待している。
 小川副議長は、フォン副議長の温かく真心込めた歓迎に感謝し、日本が自然災害に遭遇するたびにベトナムから寄せられた物質面・精神面の両面からの支援を高く評価した。
 小川副議長は、1973年の外交関係樹立以降、ベトナムと日本との関係は政治、文化、民間交流などあらゆる分野において絶えず強化され、発展してきたと強調した。これまでに、両国は両国関係を、「アジアにおける平和と繁栄のための戦略的パートナーシップ」に引き上げるまでに至った。
 小川副議長は、今後両国が数多く相互訪問すると同時に、多くの分野で経験交流ができることを期待している。
 両国は情報交換と専門分野の強化のため、国会間、各議員連盟間、各国会議員間の協力と交流をさらに促進していく。

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( 翻訳者:渡辺真衣 )
( 記事ID:5104 )