ベトナムと海外NGOの協力推進
2019年12月12日付 VietnamPlus 紙
JICAの支援による持続性ある天然資源管理プロジェクトのスイカのビニール栽培モデル
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 12月12日午前、ハノイのベトナム国立会議場において、海外NGO事業委員会が、ベトナムと海外NGOの協力に関する第4回国際会議を開催した。
 会議の目的は、2014~2019年におけるベトナムと海外NGOの協力関係の評価をすることと共に、2020~2025年の海外NGOと開発援助パートナーとの協力においてベトナムの優先課題とニーズ、またこれまでの協力の経験を共有することである。
 グエン・スアン・フック首相が会議の開催を祝して花を贈呈した
 開会式の発表で、海外NGO事業委員会とベトナム人民、そして、海外NGOの援助を直接享受する人々を代表して、ブイ・タイン・ソン外務省常任次官である委員長は感謝を表明し、海外NGOの、これまでのベトナム人民に対する貢献、美しい感情、団結、友好などを高く評価した。
 ブイ・タイン・ソン次官は、今回の会議は、現在ベトナムが第12回党大会議決勝利の実現と第13回党大会へ向けて準備に取り組んでいる最中にあると強調した。

   海外NGOの事業:多面的に取り組む時

 世界、地域情勢は現在多くの不安定要因を抱え、変化が早く、複雑で予測不可能である。世界経済は衰退の兆しが表れており、大国間の戦略競争は日増しに激しくなっている。保護主義、民族主義、強権政治は国際関係に強く影響を与える。伝統的または非伝統的安全保障は複雑に変化している。
 しかしながら、平和と開発協力は大きな趨勢である。各国は依然として地域、またグローバルに存在する課題解決のための対話と協力、違いや不一致の解決を求めている。つまり多国間主義や経済連携は依然として強く推進されている。
 そうした中、ベトナムと海外NGOの協力は奨励すべき功績だと評された。
 5年以上前から、ベトナムの貧困削減と持続可能な開発に貢献する一方で、海外NGOはベトナム人民と世界各国の人々との友好協力関係の促進に積極的に貢献した。
ブイ・タイン・ソン次官は、2013年の第3回会議から6年後の、海外NGOとの協力に関する第4回国際会議は、ベトナムと海外NGOとの協力成果のあらゆる側面の評価を目的としていると述べた。
 両者は共に、協力関係における経験を引き出し、ニーズと優先課題に関する情報を共有し、今後数年間におけるベトナムと海外NGOとの協力関係を強化する方向性についてオープンに協議する予定だ。
 上記の内容とともに、本会議を通して実質的な成果を得るために、ブイ・タイン・ソン海外NGO事業委員長は、各代表に対し、効果的な方法や、イノベーション、パートナー関係の促進について情報交換、協議、共有することを提案した。それは、突破口を生み出す政策メカニズムに関する具体的な提案への貢献、ベトナムと海外NGOの協力関係の強い促進、この関係を新たな発展段階へと引き上げること、2019~2025年までのベトナムと海外NGOとの協力強化に関する国家計画へ向かい、持続可能な開発目標を達成することである。
 またこれは、ベトナムの地方と各組織が出会い、つながり、関係を発展させる機会でもある。
 ベトナムの経済・社会発展に対する海外NGOの貢献への評価について、グエン・フオン・ガー大使、ベトナム友好協会連合主席は、ベトナムが過去数年間の貧困削減や経済社会の発展事業において達成した偉大な成果は、世界中の親愛なる友好国からの、中でも海外NGOからの、美しい支援の大きな意義のある貢献が重要な部分を占めているとはっきり言及した。

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( 翻訳者:佐々木健眞 )
( 記事ID:5128 )