外国の専門家に対する防疫規定を厳格に実施する
2020年04月17日付 VietnamPlus 紙
乗客を完全に受け入れ終えた後、ヴァンドン国際空港は空港区域内で消毒薬の噴霧作業を行った。(写真:ベトナム通信社)
乗客を完全に受け入れ終えた後、ヴァンドン国際空港は空港区域内で消毒薬の噴霧作業を行った。(写真:ベトナム通信社)

 ヴァンドン空港からベトナムに入国したサムスン電子ベトナム社のエンジニア全308名の乗客は、既に全員がSARS-CoV-2ウイルス[新型コロナウイルス]の検査で陰性反応であったという証明書の発給を受けている。

 4月17日午前11時27分、サムスン電子ベトナム社に渡り従事する外国の専門家308名を乗せたOZ7737便はヴァンドン国際空港(クアンニン省)に着陸した。
 全乗客は医療検査を受け、規定に忠実に従い隔離を実施する。
 これは2国間の政府合意に沿ってサムスン電子ベトナム社で従事する外国人専門家を乗せた特別なフライトであった。
 全専門家がベトナムに入国し、全員が所轄機関によって発行されたSARS-CoV-2ウイルスに陰性反応であったという証明書を受け取っており、この証明書はベトナムで了承されている。
 同日午後、この機体は、帰国する専門家と外国に働きに行くベトナム人労働者を輸送した。
 ヴァンドン国際空港はこの航空機に対して空港外部における密閉した客室サービス規定を適用した。
 航空機が遠くの駐機場に着陸した後、バスで乗客達を運び、空港外区域で順番に手続きに入り、空港全体の活動へ影響がないよう安全を確保し、空港職員や他の乗客達への二次感染を避けた。
 乗客が航空機から降りた後、義務づけられている医療申告が行われた。
 医療検疫センターや関連ユニットは、遠方からの体温測定を通した、感染疑いを発見するためのスクリーニング検査や、乗客の手荷物や受託荷物への消毒液の噴射を行った。
 それに引き続き、乗客は入国手続き、税関検査を行った。クアンニン省の軍事司令委員会が全乗客を各隔離場所へ運んだ。そして、規定に従って14日間健康状態が監視される。
 ヴァンドン国際空港の代表者は、「感染が起きた地域からの航空機にサービスする際、空港とサングループの指導部は、二次感染を避けることを最優先の基準にしている。空港のすべての幹部職員や職員自身が、理解ある、慎重な、プロの仕事を行わなければならない。最前線で任務を遂行する人なのに、基準に沿った作業を行わないのなら、今後、コントロールが難しくなる事態を招いてしまう」とした。
 特にソーシャルディスタンスに関する政府指示を遵守する目的で安全な距離を確保して手続きを行わせる為にヴァンドン国際空港は2メートル間隔でラインを引き、乗客を立ち並ばせた。
 乗客を迎える作業が完了した後、乗客が手続を行った区域や移動フローエリアと空港の設備すべてに、消毒液が噴霧された。感染症の防止対策のためである。

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( 翻訳者:内海沙姫 )
( 記事ID:5185 )