丸1か月、ベトナムでは市中に新たな感染者はなし
2020年05月16日付 VietnamPlus 紙
厳重に警備されているタイビン省総合病院伝染科
厳重に警備されているタイビン省総合病院伝染科

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策国家指導委員会は、COVID-19の新規感染者1名はロシアからの帰国者であると認定し、入国後直ちに隔離したと述べた。
従って、現時点までにベトナムには314名の感染者がいる。また、ベトナムは市中に新規感染者がいない状態となってから今日で30日目に入った。
 ハイズオン省疾病検査センターは、中央衛生疫学研究所による2020年5月15日午後の検査の結果、5月13日にロシアからクアンニン省のヴァンドン国際空港に着陸したVN0062便の帰国客が、SARS-CoV-2の陽性であったと発表した。この乗客は、入国後直ちに隔離されており、市中への感染の恐れはない。
 この患者は、感染者314号(BN314)、女性、62歳、ベトナム国籍、タインホア省ティオウホア在住、ロシアからのVN0062便・53B席の乗客である。
 入国時、患者は通常通りで、熱、咳、肺炎の症状はなく、ハイズオン省チーリン市コンホア村の125連隊へ移送、隔離されている。
 患者は5月13日に検査用の検体を採取され、5月15日にSARS-CoV-2の陽性結果を受けた。現在、患者は隔離施設に移され、ハイズオン省の熱帯病病院で経過観察されている。
 これより前に、5月15日午前にCOVID-19対策国家指導委員会は、ロシアからのVN0062便の帰国客たちのうち24名がCOVID-19の新規感染者と認定されるとの報告を行った。このうちの23名は安定した健康状態であり、1名には肺炎の症状がみられる。
 このように、感染者314号を含めて、現時点までにロシアからベトナムへ帰国した国民のうち25名がCOVID-19の患者である。
 現時点までに、ベトナムにおける260名のCOVID-19感染者が退院または回復したと発表された。依然として、現在、54名の感染者が中央や地方省の8つの医療機関で治療中である。大部分の患者たちの健康状態は安定している。
 5月16日午前までに、治療中の患者たちは、各医療機関で健康観察を受けており、現在3名の患者はSARS-CoV-2ウイルスに対して1回目の陰性結果が出て、10名の患者はSARS-CoV-2ウイルスに対して2回名の陰性結果が出ている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:浅田大輝 )
( 記事ID:5275 )