ベトナムは感染症に関する報道で最高のマスコミ信頼度
2020年05月21日付 VietnamPlus 紙
世論調査の結果によれば、ベトナムは最高のマスコミ信頼度を持つ国
世論調査の結果によれば、ベトナムは最高のマスコミ信頼度を持つ国

 YouGovによると、国内メディアに信頼をおくと回答した人が、ベトナムは89%で、次にインドの67%、中国の62%が続いた。

 COVID-19急性呼吸器感染症の期間、マスメディアは「半分泣いて半分笑っている」状態だった。
 一部のメディアが視聴者数の急増により恩恵を受ける一方で、その他では広告収入が「蒸発」し、存続できるかの瀬戸際となっている。
 しかし、おそらく最も注目すべきことは、21世紀のデジタルメディア時代における真のニュースと偽のニュースを区別する方法を模索しなければならない時に、この状況はより大きな課題につながるという事だ。こうした状況の中、メディアの信頼性はかつてないほど重要になっている。
 その精神に基づき、データ分析及び市場調査会社であるYouGov(イギリス)は、COVID-19についての情報を伝えることに関して、メディアに対する信頼度を測定するために、世界の一部の国において読者調査を実施した。
 その結果メディアの信頼性が最も高い国家はベトナムであり、ベトナムの回答者の89%が国内メディアに信頼をおくとした。2位はインドで67%、次が中国で62%だ。
読者の「半信半疑」の心理は、一部のヨーロッパ諸国に存在する。調査に協力したドイツ人の約54%は国内メディアがCOVID-19の流行状況を正確に報道していると信じ、またその割合はスペインでは50%だった。
 アメリカでは、ドナルド・トランプ大統領のフェイクニュースと「質の悪いメディア」に対する批判の報道が現在の危機を圧倒しているアメリカでは、COVID-19の情報に対する読者の信頼度はわずか42%だった。ただし、この割合は回答者のわずか38%だったイタリアよりは高い。
 イギリスでは、ブレキジット問題(イギリスのEU脱退)によってメディアと視聴者が深く分裂する中、COVID-19の流行に関するこの国のメディアに対する信頼が31%で、グラフの中でも最低レベルだったが、驚く人はほとんどいない。
 イギリスの直後にランクづけされたのはフランスで、回答者の26%という割合だった。

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( 翻訳者:中本美希 )
( 記事ID:5299 )