投資保護協定(EVIPA)はベトナムとEUの経済・貿易・投資のつながりを強める
2020年05月20日付 VietnamPlus 紙
ダン・ティ・ゴック・ティン副主席は、強制労働廃止に関する国際労働機関の第105号国際条約加入を批准する国会の提案についての国家主席の意見書を発表した。
ダン・ティ・ゴック・ティン副主席は、強制労働廃止に関する国際労働機関の第105号国際条約加入を批准する国会の提案についての国家主席の意見書を発表した。

 投資保護協定(EVIPA)は、ベトナム・EU自由貿易協定(EVFTA)とともに、東南アジア、アジア太平洋地域、国際的な場におけるベトナムの役割と地政学的位置を引き続き支持するものである。

 5月20日、第14期第9回国会開幕の場で、ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席は、ベトナムとEU・EU加盟国間の投資保護協定(EVIPA)批准の国会提案に関する国家主席の意見書を発表した。
 午後の国会では、グエン・ヴァン・ザウ国会対外委員長が、ベトナムとEU・EU加盟国間の投資保護協定批准に関する審査報告書を発表した。

   投資誘致の強化

 ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席は、ベトナムとEU・EU加盟国間の投資保護協定(以下EVIPA)批准の国会提案に関する国家主席の意見書を発表した。
 ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席によると、投資の保護と自由化や投資紛争の解決に関する内容は、2012年からベトナムと欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)の一部として交渉された。
 しかしながら、その後、EU内部で、EUと加盟国間の各FTA批准権限分担に関連する新たな問題がいくつか生じた。そのため、EUはベトナム-EU間の自由貿易協定を、自由貿易協定(EVFTA)と投資保護協定(EVIPA)の2つの協定と分離することを提案した。
 国家副主席は、投資保護協定(EVIPA)は、ベトナムとEU加盟国間における投資保護と奨励の現行の21の二国間協定にとって代わると指摘する。
 協定の影響に関して、国家副主席は、投資保護協定(EVIPA)は、独立の尊重、主権、領土保全、そして民族団結の精神の上に、ベトナムがEUとの関係を発展させることを保障するために、いくつかの原則を定めているとはっきりと述べた。
 これは、ベトナム-EU全面的パートナーシップ協力協定(PCA)に基づき当事者間で同意した目標に合致した原則である。
 協定の実施は、ベトナムとEUの経済、貿易、投資の結びつきの強化に貢献する。同時に、両者の関係をより深く強固なものにする。
 EVFTAとともにEVIPAは、東南アジアやアジア太平洋地域におけるベトナムの重要な役割と地政学的地位を引き続き支持する。また、ASEAN内および国際的なベトナムの地位の向上に貢献する。
 EVIPAに沿った確約の実現は、全ての経済セクターの投資家にとってますます有利で、平等、安全、透明かつ友好的なものになるよう、ベトナムが引き続き、制度システム、投資や経営環境を改善する政策を充実させる原動力となるだろう。
 EVFTAに沿った商品やサービス、投資市場の開放に関する確約とともに、協定の実施は、EUの持つポテンシャルや強みである製造工業、高度なテクノロジーを用いた製造業、クリーンエネルギー、再生可能エネルギー、高品質サービス、銀行サービス、財政といった幾つかの分野においてベトナムが投資誘致を強化するための有利な環境を生み出す。
 しかしながら、プラスの影響の一方で、EVIPAに沿った紛争解決システムの実現は、大きな試練をももたらす。ベトナムは体制や政策、法律を改善し続けていくことを要求される。すなわち、一貫性、同時性、公平性、透明性の保証や、差別せず、外国の投資家との間で発生する紛争を収め効果的に解決するための正しい手続き順序、そして論争を防ぐための早期警告メカニズムを作り上げることである。
 上記内容の政府提案に基づき、憲法第70条14項、2016年国際条約での規定を根拠に、国家主席はベトナムと欧州連合、その加盟国間の投資保護協定の批准の検討と決定を、第14期第9回国会で提案した。

 

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( 翻訳者:佐々木愛佳 )
( 記事ID:5316 )