ハノイ市:道路拡幅のため、600m余りの「タイルの道」を取り壊す
2020年06月10日付 VietnamPlus 紙


 タイルの道は、元々過去10年間における首都の象徴的な芸術事業であった。道の一部の取り壊しによって、多くの人は残念に思わずにはいられない。
 タイルの道は2008年に完成し、ギータム(Nghi Tam)通りからヴァンキエップ(Van Kiep)口までの全長約4,000m、面積が7,000㎡ある。多様なテーマの21のブロックがあり、タイルを紅河の川沿いの塀にくっつけている。2010年、タンロン・ハノイ建都1000年記念に合わせた改修工事の際に、ギネスワールドレコーズに「世界一長いタイルの塀」として認められた。
 この芸術作品は10年間戸外に建っており、天候の厳しい影響を受け、劣化の兆候があったため2015年と2017年の2回、大規模な修繕が行われた。
 最近では、この道には損傷やペンキの剥がれがあり、ギータム(Nghi Tam)−スアンジエウ(Xuan Dieu)間の三叉路のタイル絵600m以上が、ニャッタン(Nhat Tan)橋への道路拡幅のため取り壊された。
 これは、総距離3.7kmのアンズオン(An Duong)−タインニエン(Thanh Nien)通り間の橋建設プロジェクトの第二段階の工事である。プロジェクトには喫緊の交通需要への対応や渋滞解消、ノイバイ国際空港と政治の中心であるバーディン区を連結させるといった狙いがあり、2018年末にハノイ市人民評議会で承認された。

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( 翻訳者:岡部紘平 )
( 記事ID:5370 )