ベトナムにおける出生率の実状に関する全体図
2020年06月12日付 VietnamPlus 紙


 2019年人口総調査が示す結果によると、(教育)水準の高い女性ほど出生率が低く、初等教育レベルの女性の出生率が1番高いことが判明した。

   ベトナムにおける出生率の実情に関する全体図

 2019年人口総調査の結果、教育水準の高い女性ほど、出産をしている割合が低いことが判明した。

◆合計特殊出生率-TFR
(TFRとは15歳から49歳までに1人の女性が出産する子どもの数の平均のこと)

子供/女性  女性1人が産む子供の数の平均(TFR)

2001年・・・・・・・2.25   子供/女性
2011年・・・・・・・1.99   子供/女性
2012年~2019年・・2.04~2.10 子供/女性


都市部・・・ 1.83 子供/女性(2019年)
農村部・・・ 2.26 子供/女性(2019年)

◆TFRが1番低い地域と高い地域
ホーチミン市(全国でTFRが1番低い)・・・1.39 子供/女性
ハティン省 (全国でTFRが1番高い)・・・2.83 子供/女性

◆[教育水準と]女性の出生率
大学[大卒]水準・・・ ・・・1.85 子供/女性
短大水準・・・・・・・ ・・1.91 子供/女性
学校へ行ったことがない・・・2.59 子供/女性
初等教育水準・・・・・・・・3.71子供/女性

 2019年人口総調査が示す結果によると、[教育]水準の高い女性ほど出生率が低く、初等教育水準の女性の出生率が最も高いことが分かった。
 「最富裕」グループに属する女性の出生率が最も低かったのに対して、「最貧困」グループ女性の出生率は代替出生率を最も大きく上回っている。
 驚くべきことに、出生時の男女比率の不均衡はここ数年異常に拡大している。

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( 翻訳者:乙川巧磨 )
( 記事ID:5384 )