ハノイ市、英語教員のために無料で訓練し、国際水準に引き上げる
2020年06月17日付 VietnamPlus 紙
ハノイの英語教師は訓練を受け、国際基準に引き上げられる。
ハノイの英語教師は訓練を受け、国際基準に引き上げられる。

 ハノイ市教育訓練局は、ベトナムの6レベルの外国語能力規格の基準に到達している外国語教師全員に向け、国際基準IELTS[のスコア]を上昇させる訓練を実施することを公表した。

 本日6月17日、ハノイ市教育訓練局は、当該組織がベトナムの6レベルの外国語能力規格の基準に到達している市内の各レベル[小中高校など]の学校の外国語教員全員が受ける、国際基準に沿ったテストを実施すると公表した。その後、手順に従い、局はテストを受けた教員全員に対し国際基準IELTS[のスコア]を向上させるための訓練を実施する予定である。
 訓練クラスに参加した教員は費用をすべて補助(研修養成過程におけるすべての必要経費を含む)され、学校で教える時間は減らされる。
 試験、評価は、国際基準に引き上げる訓練を行うためのクラス分けを行うこと、技能、能力を身に着けること、応対能力を鍛えることを目的とする。これらと同時に、教員が英語でコミュニケーションを行う際の自信を高め、国際統合のニーズ及び新段階における首都の教育訓練部門のニーズに応えることを目的とする。
 具体的には、ベトナムの6レベルの外国語能力規格の基準に達している外国語教員は国際基準IELTSに従ったテスト、評価に参加する。参加する各教員は、この国際試験実施組織が用意したリンクから直接登録し、情報を入力し、試験に関する主な内容についての案内の最新情報を得る。
 6.5以上のスコアに届いている2019年から現在までのIELTS証書を持っている教員に関しては、訓練のクラス分けのためにその結果を提示することが出来る。
 テストの結果は、局によって、教員に対する国際基準に沿った英語水準向上訓練を行うクラス分けの分類をする根拠として使われる。訓練クラスは、たくさんの期に分けられる。すべての期において、外国人講師と行う400コマの実践的な講習(IELTSスコアを1段階上げるための標準コース)がある。それに加え、教師たちには自習のためのオンラインアカウントが与えられる。訓練期間の後、教員は最低でもスコアを0.5向上させるという目標とともに、IELTS試験に参加する。
 2020年から2025年まで、平均で1年おきに教師は継続的に能力標準を向上させる為に養成コースに参加できる(各教師の具体的な結果に応じて)。2025年までの目標はハノイ市の教育業界全体において各レベルの学校の教師の50%がIELTSスコア6.5以上の英語のリスニング力、スピーキング力を保持することである。
 IELTSの基準に沿うことを選んだ理由について、ハノイ市の教育訓練局は、「IELTSはリスニング、スピーキング、読み、書きの4スキルに沿って英語の習熟度能力を計るのに世界で最も権威があるという評価を得たテストシステムの一つだからである」と伝えた。英語教師の4スキル、特にリスニング力とスピーキング力のスキルアップを最も援助できると考えた為、教育訓練局はこの形式を選択した。
 また、ハノイ教育訓練局によると、国際基準に従ったクラス分けテストに対応した条件の準備と共に、同局は、合理的に各レベルの学校に沿ったテストスケジュールを設定し、準備したという。教員が、国際的な試験実施組織の規定に従って、聞く、話す、読む、書く、の4技能を十分に評価されることを保証するのである。
 「このことから、教員は、今回の考査の後、自分の外国語能力及び教える能力を完全に安心して向上させることができる」とハノイ市教育訓練局は、報道機関に送った情報の中で断言している。
 2020年6月18日から2020年7月5日まで、普通教育と職業教育、生涯教育に対するテストが実施される。
 局の指導部は、「ハノイ市人民委員会の2019年1月23日付の人民委員会計画第28号における国際基準に従った英語教師陣の評価と養成の実施は、教員に対する関心を示すものであり、英語、特に首都の児童・生徒のリスニング、スピーキング技能の教育の質の一層の向上を促すものだ」と伝えた。

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( 翻訳者:安部生紀、内海沙姫 )
( 記事ID:5399 )