インドミャンマー友好公園、新しい道路により環境破壊の可能性
2020年07月25日付 The Voice 紙


モンユワ 7月25日

インドミャンマー友好公園が新しい道路により生態系破壊に遭う可能性があることを、ザガイン管区環境保全局の責任者らが発表した。

インドが費用を負担して建設中のタイ、ミャンマー、インド三ヶ国を横断するヤージー・カレーワ間の道路区画に含まれ、アラウンドーカタッパ国立公園を横切る予定の区間内で、会社側が変更を示した新しい道路予定ルートについて、発言があった。

7月22日に視察をしたアラウンドーカタッパ国立公園、環境保全局、インマービンの議員らが参加する合同組織からは、ヤージー・ラーボ間の(元々の)道路に沿って建設することで会社と合意した後に、会社側から変更を提示してきたこと、また新しい道路予定ルートは全長24kmなので、現在の道路よりも5km(マイル換算だと4マイル)長いということがわかった。

ザガイン管区環境保全局の課長は、「新しい道路予定ルートを会社側が提示してきたことにはまだ同意していない。元々ある道に沿った形での建設のみに同意したのだ。新しい道路予定ルートは木材の不法輸出用になりかねない。自然林破壊を懸念している」と語る。

国立公園の担当官ウー・アウンマウンの発言によれば、その予定ルート通りに道路を建設するなら、天然の泉4つが破壊されるほかに、樹齢100年以上のビルマテツボク、カリン、サラノキ、バラウ、チークを伐採しなければならず、地域一帯の様々な種類の野鳥や、トラ、ヒョウ、サル、ゾウ、バンテンウシといった野生動物が身を潜めて生きている場所であるので、生態系を破壊しかねないとのことだ。

ザガイン管区環境保全局責任者らの発言によれば、現在使用しているヤージー・ラーボ間の19kmの道路はアセアンの遺産であるアラウンドーカタッパ国立公園内を横切っており、現存の道路に沿って建設するのではなく4マイル長い新しい道路を建設するのであれば、貴重な自然林や生態系の破壊、ミャンマー政府の道路維持費のさらなる支出、新しい道路が木材不法輸出用となる可能性、などの事項を、連邦政府天然資源環境保全省に提示する予定とのことである。

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( 翻訳者:石川航 )
( 記事ID:5444 )