第36回ASEAN首脳会議は，安全，団結，結束、主体的な適切対応、そして、特に適切な感染症対策のASEANに関する首脳会議の共同声明を発表した。

・第36回ASEAN首脳会議、見事に成功（2020年６月26日）
・定例のASEAN首脳会議は，53年の歴史の中で初めてオンラインの形式で行われた

◆議論の重点
・新型コロナウイルス感染拡大のコントロールに集中、経済・社会の回復お
　よびASEAN域内の協力を積極的に推進。
・平和、安定、セキュリティ、セイフティの推進を継続；対話、協力、特に
　1982年国連海洋法条約（UNCLOS1982）を通じた国際法の遵守。
・善意と法遵守の精神の高揚、特に地域に存在する相違の解決における国際
　法の遵守。
・持続可能な発展およびすべての人の繁栄に向けた協力のための平和・安定
　の環境の維持。
・相互尊重、互恵協力、ASEANの中心的役割の強調を基礎とした、ASEANの各
　パートナー国との対外関係の拡大、広範化。
・既に設定されている2020年までの各目標（※注）に従い、強力な共同体の
　建設を継続。
・（※注）これまでに、共同体建設に向けた諸活動の96％が積極的に協力、
　展開されており、また、2025年以降のASEANビジョンも方向付けられてい
　る。

◆採択された文書
・第36回ASEAN首脳会議の結果に関する議長声明。
・「結束・主体的な適切対応のASEAN：試練の克服および成長の維持に関する
　ビジョン」声明
・変化する雇用世界に合わせた人材開発に関するASEAN宣言
・他９文書を承認

　第36回ASEAN首脳会議は見事に成功し、高い統一性を示し、安全，団結，結束，主体的な適切対応のASEAN；特に適切な感染症対策を講じ、域内での新型コロナウイルス感染の第2波を拡大させないASEANに関する、首脳会議の共同声明を発表した。

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（ 翻訳者:渡辺大智 ）
（ 記事ID:5455 )