ベトナムは常に投資家に対しあらゆる有利な条件を整えている
2020年09月30日付 VietnamPlus 紙
英国通商担当閣外相グレッグ・ハンズ氏とEnterprize Energyグループ議長のランレイモンド・ハットン氏を応対するグエン・スアン・フック首相
英国通商担当閣外相グレッグ・ハンズ氏とEnterprize Energyグループ議長のランレイモンド・ハットン氏を応対するグエン・スアン・フック首相

 ベトナムは常にベトナムへの海外投資家の話を聞き入れ、共有し、条件を整えている。特に大規模プロジェクトや環境にやさしいプロジェクト、そして最先端技術科学のプロジェクトなどである。
 9月30日の午後、政府機関においてグエン・スアン・フック首相は、ビントゥアン省の洋上風力発電プロジェクトを進めるためベトナム訪問中の英国通商担当閣外相グレッグ・ハンズ氏とEnterprize Energyグループ議長のランレイモンド・ハットン氏を応対した。 
 グエン・スアン・フック首相は、ベトナム訪問中の通商担当閣外相グレッグ・ハンズ氏とランレイモンド・ハットン氏および一行を歓迎した。
 首相は、英国の外交・開発大臣と面会し、エネルギー協力を含むさまざまな問題について話し合ったところだと述べた。
 首相は、二国間協力の推進における英国の通商担当閣外相の努力を高く評価した。また、エネルギー開発分野におけるランハットン氏個人の経験や世界的に著名な多くの企業グループを含む投資家グループの能力についても高く評価した。
 通商担当閣外相グレッグ・ハンズ氏はグエン・スアン・フック首相に対し、応対に時間を割いてくれたことに謝意を表した。また、英国は太陽光発電や風力発電のように再生エネルギー開発の経験が多くあること、現在、洋上風力発電の発電能力が世界でもっとも大きいことを伝えた。
 もしこの風力発電プロジェクトが成功すればベトナムの発展に大きく寄与すると彼は確信している。
 ランハットン氏は、現在、グループはプロジェクトを展開しているビントゥアン省人民委員会やベトナムのカウンターパートナーと緊密かつ積極的に協力していると伝えた。
 ベトナムの風力発電の可能性を高く評価しているランハットン氏は、このプロジェクトが稼働すればCO2排出量を大幅に削減すると述べた。ベトナム政府が関心を持ち、有利にプロジェクトを展開できるよう条件を整えることを希望している。
 ランハットン氏は、政府および首相に対し、2025年末から発電を開始し2028年までにはプロジェクト全体が発電する予定であり、この風力発電プロジェクトを第8次国家電力開発計画に加えることを提案した。
 初期の段階においては、グループは海外パートナーからの投資を集める予定である。また、グループは国の電気システムとつなぐための電線網への投資も用意がある。彼自身の経験から、発電コストは低くなると確信している。
 首相は、現地調査に赴いたのち、グループの投資の考えを歓迎した。特にこのプロジェクトは環境を保護しコストを削減する。また、プロジェクトのための電線網設置に投資予定のグループを歓迎した。
 方針として、ベトナムは常にベトナムに投資する海外投資家の話を聞き、共有し、条件を整えている。特に大規模なプロジェクトや環境にやさしいプロジェクト、そしてケーガー洋上風力発電のような最先端技術科学を含むプロジェクトなどである。
 しかしこれはベトナムで最初に提案された、規模も投資額も大きい現代の新テクノロジーによるプロジェクトであり、実際に展開していく過程で多くの問題が発生する可能性がある。そのため、投資家はベトナムの関連機関と緊密に連携し、最も有利にプロジェクトが展開するよう、さまざまな困難や問題をタイムリーに解決していく必要がある。
 第8次国家電力開発計画に加える意見について、首相はグループにこの問題を商工省に報告するよう求めた。商工省が指揮をとり各関連機関と検討する。
 首相は、グループがベトナムの各関連機関と緊密に協力し、プロジェクトの展開過程で全ての困難をタイムリーに解決することを期待している。同時に、各省、各業界、ベトナムの地方が、投資家に対し常にあらゆる有利な条件を整えるよう望んでいる。
 首相はグループが、石油とガス、風力発電設備生産などの分野も含めてベトナムと協力することを望んでいる。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:沖田英恵 )
( 記事ID:5502 )