マイ・ティエン・ズン官房長官によると、「一対の目標」の実現はうまくいっており、ベトナム経済はV字の底を脱し、徐々に回復している。

　新型コロナウイルスの感染拡大がコントロールされ、経済も多くの分野で回復しており、今年の成長を勢いづけている。
　これは、10月２日にハノイで開催された政府官房の記者会見で発表された内容である。
　マイ・ティエン・ズン官房長官によると、ベトナムは新型コロナウイルスを効果的に阻止し、30日間、市中での新規の感染者は出ていない。
　現在、関係当局は、新型コロナウイルスの影響を受けた人々の生活や企業を支援する多くの対策を実施している。
　経済社会に関し、ズン官房長官は、2020年第３四半期の経済、特に農業、工業・商業、金融、銀行といった分野はより好調に成長したと明らかにした。また、社会の各分野は力強く、はっきりと回復基調にあり、第４四半期および2020年一年間の成長の前提条件を整えたと説明した。
　ズン官房長官は、首相のコメントを引用し、ベトナム経済はV字の底を脱し、徐々に回復していると述べた。
　注目に値するのは、ASEANの中でプラス成長を遂げたのはベトナムだけであり、世界でもプラス成長を遂げた国はわずかだということである。
　最も際立つのは、今年９か月間の貿易黒字額は170億米ドルという記録を達成し、特に国内経済において輸出は20％以上の成長だったことである。
　また、外国投資の誘致は、困難に直面しているにもかかわらず、210億ドルを超えた。
　さらに、マクロ指標は安定し、インフレ率も低いレベルでコントロールされている。2020年の９か月間の平均消費者物価指数（CPI）は前年同期比3.85％の上昇だった。
　為替レート、外国為替市場は安定し、株式市場は活況を取り戻しつつある。今年９月および９か月間の公共投資の予算執行率は2016年から2020年の期間で最も高いレベルに達した。
　ズン官房長官は、「この９か月間、一対の目標は極めて厳格に実施され、かなり良い結果を得ることができた」と述べた。

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（ 翻訳者:渡辺大智 ）
（ 記事ID:5509 )