アメリカ、ベトナムの自然災害対策支援の援助額を公表
2020年10月17日付 VietnamPlus 紙
ヒュウ川の水位が上がり、ドンハー市ドンタイン区の民家と道路に浸水
ヒュウ川の水位が上がり、ドンハー市ドンタイン区の民家と道路に浸水

 在ベトナムアメリカ外交団は、中部の洪水が引き起こした人的被害、財産、家屋の被害にあったベトナム国民に深い同情を表した。

 10月17日、在ベトナム米国大使館の情報によると、ダニエル・J・クリテンブリンク駐ベトナム米国大使が、台風リンファ(台風6号)による最も深刻な被害を受けた各地域における脆弱なコミュニティの緊急の人道的必要に対応するための100,000ドルの初期災害対策援助を公表した。
 この支援金は、アメリカ国際開発庁(USAID)によってベトナム赤十字に贈られる。
 クリテンブリンク大使は、以下のように述べた。在ベトナムアメリカ外交団は、中部の洪水が引き起こした人的被害、財産、家屋の被害にあったベトナム国民に深い同情の意を表明する。アメリカ外交団は今、ベトナムの政府と国民に寄り添い、復興事業においてみなさんへの支援を約束する。
 クリテンブリンク大使はまた、自然災害が発生した際に最も被害を受けやすいグループであることから、台風の被害を受けた各地方の身体障害者に対して懸念を表明した。
 身体障害者は通常家にいるため、情報へのアクセスがより少なく、事前の対策準備の活動や避難行程を十分に享受することができない。
 推定によれば、台風リンファの被害を受けた各地方には、20万人以上の障害者が住み、そのうち61,000人が今回の災害の影響を直接受けている。
 2000年から、アメリカ国際開発庁は人道支援に関するUSAIDの機関を通じて、ベトナムが自然災害に対応し、事前に備え、リスクを軽減するのを支援するため、2600万ドル以上を提供してきた。
 アメリカ国防総省を通じて、アメリカ政府はまた、1998年以降2800万USD以上を提供し、緊急対応を行う軍人と民間人を訓練し、防災センター、海上事故対応センター、および地域の防災避難所を設立したり設備備品を提供してきた。
 USAIDは引き続きベトナムの災害救助活動を支援し、更なる援助を提供する計画である。

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( 翻訳者:坂入菫 )
( 記事ID:5533 )