民族の英雄的な歴史の時代に生まれ、発展した解放通信社は、民族の抗米救国戦争の終わりまで存在していた。

　解放通信社の情報は、鋭く強力な革命闘争の兵器になり、我が民族の輝かしい勝利の基盤づくりに重要な貢献をしていた。
　解放通信社の誕生と輝かしい情報の「使命」を振り返ってみましょう。
　1947年９月：南部情報局の下に無線通信室が設立され、南部委員会と南部行政抗戦委員会のために、国内や世界から供給される情報を送受信することが任務だった。これが、解放通信社の前身となる組織と見なされている。
　1960年10月12日：南部革命の要求に応えて、タイニン省チャンリエックの森で、解放通信社は解放社という名前で最初のニュースを配信し、南ベトナム解放民族戦線の正式な報道機関、通信社の発足、すなわちベトナム南部の愛国者の正式な声に関する発表を厳粛に行った。
　1960年12月20日：解放通信社は、南ベトナム解放民族戦線の誕生と戦線の綱領全文に関する発表を国内と世界に向かって通知した唯一の正式な報道機関だった。
　1960年から1967年まで：基地エリアを敵に掃討されたために多くの損失を被り、解放通信社は何度も本拠地を移動させなければならなかった。非常に激しい戦争の中、解放通信社は段階的に組織を整え、技術、写真、ニュースの能力を発展させ、主要な戦場や前線の軍隊に従軍する精鋭の報道写真記者を頻繁に派遣した。
　1967年２月から３月：解放通信社の幹部と記者が、アメリカ傀儡[軍]の最大の掃討作戦であるジャンクション・シティ掃討作戦への抗戦に参加した。基地に入り、兵士のように戦いつつタイムリーに戦勝ニュースを伝え、南部の軍と民のアメリカ傀儡に対する抗戦の精神を鼓舞した。
　1968年マウタン[戊申]：戊申年の春の総攻撃・総蜂起［訳注：いわゆるテト攻勢］の中で、解放通信社の各報道写真家や電信員、技術員の多くの部隊が解放軍の各部隊に従ってサイゴンに突入し、基地に関する写真やニュースをタイムリーに配信し、南部、特にサイゴンーチョロンーザーディンの軍と民の意志の強い戦闘に関して国内と世界に伝えた。多くの人が勇敢に犠牲になった。
　1968年６月：南部中央局は解放通信社に16の黄金の文字を授与した。勤劬勇敢、自力更生、困難克服、任務完遂、[の16文字]である。
　1969年６月：解放通信社は、南ベトナム共和国臨時革命政府の設立と政府の各文書に関するニュースを配信した最初の機関だった。
　1968年から1973年まで：解放通信社は、パリ協定交渉上で、ベトナム民主共和国と南ベトナム共和国臨時革命政府の２つの代表団に関する情報の主要機関だった。
　パリ協定が調印された直後、解放通信社は、キャンプデービスの４者軍事連合代表団の隣で、[アメリカ]軍司令部が旗を丸め、最後のアメリカ兵がベトナムから出ていき、南ベトナムでのアメリカ軍のプレゼンスがなくなる様子を画像で記録した。
　1972年から1974年まで：解放通信社はベトナム通信社の技術的、人的支援により力強く発展し、急速に成長した。解放通信社は、当時最新のテレフォトおよびテレタイプ通信機器を備えた南部中央局の宣伝訓練委員会の中で最大規模の組織となった。
　1975年４月30日：解放通信社とベトナム通信社のジャーナリストが目撃者となりサイゴン政府の崩壊、南部の完全な解放と国の再統一の最初の瞬間について配信した。
　1975年５月以降：解放通信社は、ベトナム共和国政府のベト通信社の本部や他の多くの施設を引き継ぎ、機械と人員をタイニン戦区からサイゴンに移し、国内及び海外へサイゴンからハノイのベトナム通信社にニュースや写真を送り、国内と世界に向けた配信を開始した。
　1976年５月24日：解放通信社は、ベトナムで唯一の通信社であるベトナム通信社に正式に統合された。
　2020年９月：国と民族の革命事業のための解放通信社の大きな努力と犠牲を認め、国家主席が解放通信社に人民武装勢力英雄の称号を授与した。

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:森本悠太 ）
（ 記事ID:5569 )