選挙後1週間の多くの人混みにより新型コロナウイルス感染増とドー・アウンサンスーチー
2020年12月05日付 The Voice 紙

国家顧問であるドー・アウンサンスーチーは選挙終了1週間少しの間人混みが発生し新型コロナウイルス感染者が増えてきた、と12月4日に国民に向けたスピーチで述べた。

ドー・アウンサンスーチーは「選挙終了から凡そ1週間ほどの間で、人混みが発生したため、その結果として感染が広がった。さらに増えると我々は予想していた。そしてその予想通り感染者は増加した。この他にダザウンダインの祝日にも人混みが発生した。これによる感染者の増加も見込まれるだろう。感染者の増加はどうやっても避けることができない」と述べた。

同氏は、新型コロナウイルス感染予防策の遵守が徹底されていない様子が見受けられ、現在ほぼ全国に感染が拡大している状況にあるため国民として感染防止に重きを置く必要があるということを述べた上で、人一人が新型コロナウイルスに感染した場合に、症状が軽ければ150万チャットから200万チャット程、重症化すると250万チャットから500万チャット程の費用がかかり、症状が軽い患者一人にかかる費用は、ワクチンが手に入った場合に300人に接種できるほどの金額と同等であるという見通しを示している。

保健(・スポーツ)省の発表からは、2020年3月23日に新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、12月4日の時点で感染が疑われる計1,246,524名に対し検査を実施し、検査の結果感染が認められた患者は計96,520名、退院許可を得た患者は74,973名、死者は計2,059名に上ったことがわかる。

続けてドー・アウンサンスーチーは「重症患者一人のために負担しないといけない額は、1000人もの人にワクチンを接種できる程の金額だ。それだけではない。隔離施設に入っている患者一人のために負担する額となると平均で60万チャット程を国が負担している。そして、それら全てを合わせると、他の分野に回すことができるお金がどれほど失われてしまったのか、考えてみてほしい」と話している。

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( 翻訳者:田中 皓也 )
( 記事ID:5637 )