法治国家建設のため、ホー・チ・ミン思想を創造的に運用する
2020年11月30日付 VietnamPlus 紙
スピーチするチュオン・ホア・ビン政治局員・政府常任副首相
スピーチするチュオン・ホア・ビン政治局員・政府常任副首相

 チュオン・ホア・ビン副首相は、党と国家が、国家と法律に関するホー・チ・ミン思想の中の核心的価値の数々を尊重し、深く理解し、創造的に運用する努力を常に行っていることを確認した。 

 11月30日、ハノイで、司法省がホー・チ・ミン国家政治学院と共に「国家と法律に関するホー・チ・ミン思想とその価値、ベトナムにおける運用」という国家科学会議を開催した。
 チュオン・ホア・ビン政治局委員・政府常任副首相が会議を主催した。
 会議に出席したのは、党中央書記局員・中央内政委員会委員長のファン・ディン・チャック氏、党中央書記局員・最高人民裁判所の裁判長であるグエン・ホア・ビン氏、国会副議長のウォン・チュー・リュウ氏、司法相のレ・タン・ルオン氏、一部の委員会、省庁、部門、国会の各委員会の代表、専門家や科学者たちである。

   人民の真の国家

 開幕講演で、ウォン・チュー・リュウ国会副議長は、ホー・チ・ミン思想とマルクス・レーニン主義は、党、国家の根底となる思想であり、現代ベトナムの文化の中の重要な構成要素となったと明示した。
 一般的にいうホー・チ・ミン思想、特に国家と法律に関するホー・チ・ミン思想の研究では、それは、民主憲法と各法律を基盤とした上での「法治の精神[神霊法権] 」を伴う、民の民による民のための真の国家に関する思想であることが分かる。これは、労働人民のため、人間のために、公平で人文的な正義のある諸価値を含んだ、厳正に執行される法体系の整備に関する思想である。これは、法律と政権保持者の道德との間の自然な結合に関する思想である。
 国会副議長は、党と国家は、憲法と各法律を基盤にした上で全面的に発展した法体系を伴う社会主義ベトナム法治国家の整備、構築の実践を指導、指示するため、国家と法律に関するホー・チ・ミン思想の研究、継承、創造的運用に関心を持ってきた、と強調した。
 しかし、祖国の建設と防衛のプロセスは現在、経済社会発展、国防、安全保障、国際社会への参入において新しい要求をつきつけている。このことは、社会主義的ベトナム法治国家機構の整備・建設業務、法体系の整備・構築業務、法律執行のオーガナイズ、汚職防止対策に対し、一歩一歩、より確実な発展の必要性を求めている。
 その背景は、国家や法律についてのホー・チ・ミン思想の遺産のより深い識別、研究の継続及び彼の思想運用の実践からの経験の総括といった切迫した複数の要求を、これまでも、そして現在も提示している。

   人民が国家権力をコントロールする仕組みを完成させる

 会議では、各代表者は、国家と法律に関するホー・チ・ミン思想の形成のルーツと基本的特徴、形成と発展過程における各支配的要素、この75年間、特にドイモイ35年間におけるホー・チ・ミン思想の運用の実践、第13回党大会文書草案に体現されているように、2045年までのビジョンを盛り込んだ今後2030年までの国土の速い持続的な発展の促進が最重要要素となる体制の整備・構築業務のための新しい段階における彼の思想のより深い運用の解決法について集中的に意見交換し、討論した。
 高級専門家で中央理論評議会の元委員ホアン・チー・バオ教授・博士は、ホー・チ・ミンが創立、組織し、労力をかけて建設したベトナムの国家と法律には、いくつかの基本的な特徴があると考えている。それは、民の、民による、民のための国家であり、ベトナムにおける唯一の政権党、政権党としての共産党の直接指導があることである。
 ベトナムの国家と法律は、我が国における民主的社会主義を保障する組織形態と条件である。役割、管理の使命を果たし、国家は我が国における民主と民主化の全面的な内容に全面的に対応し管理する責任を果たさなければならない。

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 もし民主が国家の霊魂で、法律が国家の生命力を作り出すならば、公務員は国家の公務を実施、実行する人であり、そして最高の命令は民のものであり、民によりコントロールされる。各組織、公的機関の中の公務員の陣容は、政治を熟知し、専門性に優れ、業務に精通し、業務、職分に勤勉に尽力し、全責任を果たし、民に奉仕する。
 国会事務局元副主任のチャン・ゴック・ドゥオン教授・博士は、国家に関するホー・チ・ミン主席の理論的宝庫の中で、国家権力の制御に関する思想は重要であり象徴的で、最も特色がある一部分だと強調した。ホー・チ・ミン主席により創立、指導された新しい形式の国家建設と共に、この30年あまり我が国で社会主義的法治国家の建設も実現した経験は、人民に属する政権の構築に絶え間なく心を砕くことの必要性と、人民及び国家は自らの国家権力をコントロールできることを示している。
 今後、引き続き、国家権力をコントロールする人民のシステムを構築・整備していく必要がある。その中で、人民の、国家を監視し批判する組織・活動に関する一つの法律を早期につくる。国家権力のコントロールにおける各マスメディアの役割を力強く発揮させる。党の組織のトップ、人民評議会のトップ、社や街区レベルなどの政権、人民委員会のトップの各官僚の説明責任に関して規定する。

   民主的・進歩的な法体系を構築する

 会議の結論として、チュオン・ホア・ビン政府常任副首相は、党、国家、人民は常に国家と法律に関するホー・チ・ミン思想の中の基盤、核心的価値を尊重し深く理解し創造的に運用する努力を行う、と確認した。
 ホー・チ・ミン主席は、国家、法律に関して深く全面的で進歩的な各考え方の体系をもっており、[それを]ベトナムで運用、実践する基盤や指針にした。国家と法律に関するホー・チ・ミン主席の思想の中の出発点の一つは、まさに民を根源とする思想である。
 国家機構に関して、限りなく民を愛し国を愛する心と天才的な知性で以て、ホー・チ・ミン主席は憲法や各法令、法律の各文書の内容の中で体現されるとても特色ある国家機構組織モデルの設計を直接指導し導いた。
 法律と法律の施行の問題について、法律を尊重する精神をもって、「百の事柄も法治の精神[神霊法権]を持たなければならない」と、ホー・チ・ミン主席は法体系を構築し完成させる作業と法律の厳格かつ明朗な執行のオーガナイズに特に関心を払った。
 副首相によると、国は、2030年までに経済社会開発戦略と2045年までのビジョンを定めるために、第13回党大会の準備を積極的に行っている。
 副首相は、司法省とホー・チ・ミン国家政治学院に対し、この会議の後、各階層の幹部、人民が充分にアプローチできるよう、会議の研究結果を早期に発表すると共に、会議の結果報告を作成して権限がある各機関に送付し、党の路線、政策の助言・策定や法律の作成・施行、第13回党大会に提出する各文書草案の仕上げへの参加といった業務の中で参照できるようにするよう提案した。
 副首相は、司法省に対し、関連する各省庁、部門と緊密に協力し、主体的に研究して政府や国会に、彼[ホー・チ・ミン主席]の思想と望みの通りの民主的進歩的で整備された一つの法体系と、有効で効果的な活動を行うスリム化した機構のベトナム的社会主義的法治国家の建設・整備に関する切迫した重点的な各任務を提案するよう要請した。

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( 翻訳者:浅田大輝、千葉智洋、中村健志郎 )
( 記事ID:5667 )