メコンー日本、メコンー韓国の各首脳会議日程
2020年11月13日付 VietnamPlus 紙
オンラインによる第37回ASEAN首脳会議の全体会合を主宰するグエン・スアン・フック首相
オンラインによる第37回ASEAN首脳会議の全体会合を主宰するグエン・スアン・フック首相

 日程に従い、11月13日、第2回メコンー韓国首脳会議および第12回メコンー日本首脳会議が開催された。

 第37回ASEAN首脳会議および一連の首脳会議が2020年11月12~15日、オンライン形式で開催される。
 これは、ASEAN議長国を務める2020年最後の一連の会議であり、議長国としての任期中で最も重要な会議の一つである。
 グエン・スアン・フック首相が第37回ASEAN首脳会議および一連の首脳会議を主宰する。
 日程に従い、11月13日、第2回メコンー韓国首脳会議および第12回メコンー日本首脳会議が開催された。

【関連記事:ASEANの総合復興枠組みと実施計画】

 第10回メコンー韓国外相会議(2020年9月28日)は、ASEANの各会議に合わせ、あるいは、メコン各国の合意に基づき韓国において、メコンー韓国首脳会議および外相会議を毎年開催することに合意した。
 第1回メコンー韓国首脳会議は、3つの柱(人民・繁栄・平和)と7つの優先協力分野(文化と観光、人材開発、農業と農村開発、インフラ、情報通信技術、環境、非伝統的安全保障問題)のもとで協力していくことで合意した。
 第1回メコンー韓国首脳会議は、水源に関する共同研究所を韓国に、メコンー韓国生物多様研究所をミャンマーに、そして、メコン各国の各企業協会を含めたメコン韓国ビジネス評議会を設立することを発表した。

 これまでに、日本とメコン各国、つまり、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、そしてベトナムは、11回のメコンー日本首脳会議を行ってきた。
2019年11月4日にタイで行われた第11回メコンー日本首脳会議では二つの文献が採択された。すなわち、「共同声明」および「2030年までの持続可能な開発目標に関するメコンー日本イニシアティブ」である。
 各指導者は、戦略的パートナーシップ関係により、メコンと日本の協力がメコン地域、そして、東南アジア地域の発展に効果的に貢献していると評価した。
 各国は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)やACMECSの総合計画と連携した2018東京戦略の実施の推進、ハードウェアおよびソフトウェアの情報システム統合の強化・スマートシティの整備、環境保護・海洋プラスチック廃棄物の削減・気候変動への適応可能性の向上、人材の質の向上で一致した。
 その他にも、各国は、ビエンチャン-ハノイ間の高速道路の完成、インフラおよびメコンと日本のハイクオリティの結合に関するフォーラムの開催、ミャンマーやラオスにおける自然災害保険基金の展開など、いくつかの優先項目を追加で提起した。

 第37回ASEAN首脳会議と一連の首脳会議は、ASEANがその年の域内および各パートナー国との協力の成果を包括的に評価し、次の期間の優先的な方向性を示すための機会である。
 そして、ASEANの首脳がASEANの重要なパートナー国のほとんどの首脳と会する一年で唯一の機会でもある。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:沖田英恵 )
( 記事ID:5687 )