ベトナムを教育のデジタルトランスフォーメーションを先導する国にする
2020年12月09日付 VietnamPlus 紙
会議は、教育訓練におけるデジタルトランスフォーメーションの促進に関する各当事者の決意を示していた
会議は、教育訓練におけるデジタルトランスフォーメーションの促進に関する各当事者の決意を示していた

 フン・スアン・ニャ教育訓練相は、デジタルトランスフォーメーションは教育訓練省が今後数年の突破口とみなす任務である、と伝えた。

 ベトナムを教育訓練におけるデジタルトランスフォーメーションに関して先導する国の一つにすることを神速・打開の精神で実現するというのが、フン・スアン・ニャ教育訓練相とグエン・マイン・フン情報通信相が「教育訓練におけるデジタルトランスフォーメーションに関する会議」で強調した決意である。
 会議は、教育訓練省により12月9日に2名の大臣の主催で開かれ、ベトナムのトップレベルのテクノロジー企業グループの指導者、大学教育機関の代表者が参加した。

   ベトナムにとってのチャンス

 会議での発表で、フン・スアン・ニャ教育訓練相は、教育訓練分野はデジタルトランスフォーメーションが教育の全面的・抜本的な刷新を展開し教育の質を向上させるためにとても重要な役割を果たすことを確認した、と強調した。
 またニャ氏によれば、教育訓練分野のデジタルトランスフォーメーションの良好な実現が国家のデジタルトランスフォーメーションプログラムの成功裡の展開に貢献し、デジタル経済、デジタル社会に寄与し、デジタル国家を形成するだろう。「これは、ベトナムが世界の先進国との格差を縮小し、先進国に追いつくことができるための機会です」とニャ氏は述べる。そのため、ニャ大臣はとても関心のある教育分野の任務の一つは、どうにかしてグローバルな人材にするためにデジタルトランスフォーメーションの知識や能力をもつベトナム人を創出することだと伝える。
 フン・スアン・ニャ大臣と見解を共にし、第4次産業革命がベトナムにとってチャンスであると考えるグエン・マイン・フン情報通信相は、第4次産業革命はこれまでの産業革命とは異なり、思考の機敏さが求められ、生産方式に関する変化のみが求められるのではない、と強調した。そのため、フン氏によると、打開するために、[第4次産業革命は]これまでのように生産方式に投資する財政[力]を国家に求めず、ベトナムのような後進国や敢えて突破口を開いたり敢えて逆のことや新しいことを行ったりする人にチャンスを開く。
 「教育訓練分野では多くのイノベーションの方針が出されましたが効果的に実施する道具が欠けていました。デジタル革命は革命的な道具を[教育訓練]分野にもたらしました。それはプラットフォームです。効果的に実施するだけでなく、それは[教育訓練]分野にさらなる改革と徹底さをもたらしました」とフン氏は述べる。
 情報通信相は教育訓練のデジタルトランスフォーメーションは特に大学や職業訓練では[教育訓練]分野内で突破口を作り出すための一番速く正しい方法であるという。大学のデジタルトランスフォーメーションの目標は教員の負担を減らしつつも教育の質を向上させること、教える形式、学ぶ形式を刷新すること、新しい教授のための道具を教員に援助することである。大学のデジタルトランスフォーメーションをデジタル技術の運用を通した訓練形式の変更に集中させる。教育訓練分野は各デジタルプラットフォーム構築のための投資が必要である。教授内容がプラットフォームにアップされ、教員はその各プラットフォームに価値を創り出して加えることに集中する。
 「情報通信省は、この試練と栄光に満ちた道のりを教育訓練省と共に歩むことを約束します。なぜなら、デジタルトランスフォーメーションはまず若者をターゲットにし、そこから社会全体へと推進するからです」とフン氏は述べた。

   次の段階の中で突破口を開く任務

 グエン・マイン・フン大臣は、デジタルトランスフォーメーションの実施で、最初に一番重要なのは最高指導者の政治的決意であるという。教育訓練分野は教育訓練分野のデジタルトランスフォーメーションに関する[教育訓練省]党支部幹事委員会の決議や[教育訓練省]大臣のプロジェクトが必要である。次に教授の方法と形式に関するいくつかの体制を変えることだ。
困難を打ち消すために体制を変化させ、デジタルトランスフォーメーションの中で教育訓練省と共に歩む企業への条件を整えることも、会議での国際組織とテクノロジー企業の代表者の提案である。各企業は、守秘の要求を保障した上で[教育訓練]分野の実際的なニーズに合致する問題解決方法を提示する目的で各データを分析するために、5万以上の教育施設と[教育訓練]分野の教員、幹部、学生2500万人のデータソースへのアクセスの許可を要請した。
 2名の大臣の決意を高く評価し、各企業は、教育訓練におけるデジタルトランスフォーメーションを促進するための各協力文書を教育訓練省と締結すると共に、教育訓練省は具体的な工程と計画を示すべきだとの認識を示した。
 
 [関連記事:ASEAN10か国が教育のデジタル技術トランスフォーメーションについて討論]

 「私は2名の大臣が、我々が神速な争いをするための全ての扉を開いて支援してほしいと願っています」とFPTグループ[訳者注:ベトナムのIT大手]の会長であるチュオン・ザー・ビン氏は言う。「6か月間試験的に実施し、2年以内に拡大するでしょう」とチュオン・ザー・ビン氏は発表した。
 数々の意見や、情報通信省及び各企業、各国際組織が共に歩むことを認識し、フン・スアン・ニャ教育訓練相は、教育訓練省は情報通信省や関連する省庁、部門及び各テクノロジー集団と高いレベルで合致したことを伝えた。
 「今日の会議は、各省庁、分野の代表や、一流のテクノロジー集団の参加があり、とても特別なものでした。これは、ベトナムが教育訓練の中でデジタルトランスフォーメーションの最先端の国家の一つになるために奮闘するという教育分野の目標を保障するための重要な公約の言葉です。我々がこの任務を良好に行えば、教育訓練の質を向上させる助けをするだけでなく、より重要な労働の効率向上に貢献し、国際社会参入のための大きな機会を作り出します。これが来る数年の突破口と教育訓練省が考える任務であります」とニャ氏は述べた。

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( 翻訳者:天野友亜 )
( 記事ID:5696 )