社会生活において仏教教会の文化的価値を発揮する
2020年12月31日付 VietnamPlus 紙
2020年中部各省で、台風・洪水防止対策を行い、人民支援の任務遂行時に犠牲となった幹部・兵士の魂の成仏を厳粛に祈る各尼僧。
2020年中部各省で、台風・洪水防止対策を行い、人民支援の任務遂行時に犠牲となった幹部・兵士の魂の成仏を厳粛に祈る各尼僧。

 12月31日、カインアン僧院(12区)で、ホーチミン市ベトナム仏教教会管理委員会は中部各省での台風・洪水対策において人々を助け犠牲となった幹部や戦士の成仏を祈る儀式を厳粛に行った。そして、2020年の仏教文化工作の総括と2021年の任務・方針に関する会議も行った。
 ホーチミン市仏教教会文化委員長であるティック・チー・チョン上座[高僧]によると、文化委員会は特に市の仏教、広くは国内の仏教の伝統的文化価値を発展させるために重要な貢献をする多くの仏教[仏事]・慈善[善事]活動を行った。
 各活動は、祭礼や、展覧会、舞台芸術、飲食、環境保護、社会チャリティ活動などのイベントの形式で行われた。
 ティック・チー・チョン上座によると、民族と道法の伝統的文化価値を発揮し、宗教の知恵と慈悲のメッセージを世に伝え広げるために、2021年にホーチミン市ベトナム仏教教会文化委員会は仏教の重要な祭日を歓迎するためのさらに多くのイベントを引き続き行うと共に、「ホーチミン市の寺院」という本の出版プロセスを推し進める。また、チャリティ活動を行い、遠方の辺地の人々を助ける。
 2020年に、ホーチミン市ベトナム仏教文化委員会はたくさんの文化プログラムや祭礼、仏教、文化分野に関連する業務の養成を行った。豊富で多様な形式、内容の各活動はホーチミン市の僧侶と仏教徒の心の内にある仏教に対するイメージによい効果を生んだ。
 その中でも傑出していたのは「書道通り」のイメージを再現した活動や、「団円節[中秋節]」の祭礼、旧正月を機に特色ある印象的な春の景色を楽しむ空間をもたらす活動のほか、孝行を尽くす盂蘭盆の季節を機に作文コンクール「親孝行したい」を開催し、祖国の[北部中部南部]3地域と外国在住ベトナム人コミュニティから多くの参加者を集めたことだ。
 社会チャリティ事業の中で、ホーチミン市ベトナム仏教文化委員会はカインアン僧院と連携して 14億ドン[およそ620万円]の経費でザライ省に学校を建設する計画案を実行した。2億3000万ドン[およそ100万円]以上の新型コロナウイルスの防疫支援をし、12区の貧しい同胞に300人分の品を贈り、(ベンチェ省)モー・カイ・バック県カイン・タイン・タン社の塩害で困難な状況に直面している住民に200人分の品を贈った。
 また過去1年間、失ったものを分かち合い、自然災害、台風・洪水の被害を乗り越えられるよう中部の同胞を支援するために、ホーチミン市ベトナム仏教文化委員会は12区管理委員会とともに「中部住民とともに困難を分かち合う」というチャリティ活動を総額50億ドン[およそ2200万円]の慈善事業経費でクアンビン省、クアンチ省、トゥアティエンフエ省において行なった。
 この機会に、ホーチミン市ベトナム仏教教会文化委員会は、仏教祭礼儀典恭迎隊をお披露目し、過去1年間で多くの貢献をした各仏教事業に功徳表彰状と功徳証書を授与した。

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( 翻訳者:向井千景 )
( 記事ID:5737 )