12月31日午前、国家主席事務局は記者会見を開き、革命功労者に対する優遇法令の公布に関する国家主席令を発表した。
　この法令は、2020年９月に国会常務委員会によって可決された。
　法令は2021年７月１日から発効する。
　革命功労者に対する優遇法令は、７章と58条で構成されている。2020年の法令には烈士の功労を刻んだ建造物と烈士の墓に関して定めた第３章、実施リソースに関して定めた第４章の２つの章が補充され、10条が新たに補充され、円滑に施行されてきた各規定を引き継ぎ41条が補充された。
　法令の細則を定めガイドラインを講じるため、概ね、３つの政令と労働・傷病兵・社会問題省による３つの通達の制定が予定されている。
　2020年の法令には、革命功労者とその親族に対し、直接的に革命活動を行い、祖国を守るために直接戦い、1975年以降に国際義務を果たしたために捕らわれた者や国外追放された者、人民解放と祖国防衛ための抗戦活動を行った者も追加して、対象範囲を拡大した。
　同時に、法令では、烈士と結婚した妻または夫で、烈士の（戦死後も）子どもが成長するまで養育し、烈士の父母が存命中に扶養する者等についても、優遇措置の対象範囲として追加された。
　適用範囲に関して、法令は革命に貢献した外国人にも優先政策を実施する方向で拡大し、政府に対し具体的に規定するよう委任している。
　さらに、法令は、真に正当で厳密な原則に正しく従って、かつ対象者の権利を尊重するかたちで革命功労者の認定を検討するための各条件と基準を定めている。
　革命功労者に関する12類の条件と基準は、実践から慎重に見直しが行われる。
　革命功労者及びその親族のための優遇制度は、法令の中で最も統一された明確な方法で規定されるよう施された。
　優遇制度には、補助金、月々の手当、１回限りの補助金や、健康保険、介護、交通費補助、リハビリテーション用機器などの優遇制度、採用や雇用にあたる優遇措置などが含まれる。
　同時に、法令では、補助金と優遇制度の付与にあたる権利の原則が明確に定義され、葬儀補助金の制度も規定されている。
　法令にはまた、再婚した烈士の妻または夫に対する健康保険と毎月の遺族年金に関する制度を補充し、ベトナム英雄の母（訳注：戦死者の母）に向け、標準の３倍の補助金を毎月付与することを定めた。
　社会の配慮とともに、補助金額を引き上げることで、ベトナム英雄の母が烈士の数に依拠することなくよりよく生活することができる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　法令に追加された革命功労者についての質問に対し、労働・傷病兵・社会福祉省のレ・ヴァン・タイン副大臣は、法令の適用範囲は、革命に貢献した外国人にも優先政策を実施する方向で拡大し、政府に対し具体的に規定するよう委任したと回答した。
　タイン副大臣によると、この法令は、直接的に革命活動を行い、祖国を守るために直接戦い、1975年以降に国際義務を果たしたために捕らわれた者や国外追放された者にも対象範囲を拡大した。
　また、民族解放と祖国防衛のための抵戦活動を行った者、国家から勝利勲章と勝利記章を授与された者にも対象を拡大した
　法令は、烈士と結婚した妻または夫で、烈士の（戦死後も）子どもが成長するまで養育した或いは烈士の父母が存命中に扶養した者、若しくは烈士の父母が存命であったものの革命活動ゆえに扶養することはできなかった者についても、優遇措置の対象範囲として追加された。
　残された書類の問題に関して、労働・傷病兵・社会福祉省革命功労者総局のダオ・ゴック・ロイ局長は、法令の中で、透明性を以て、正当な対象者に対し、それぞれの時代に従って合法性を確保しつつ、残された書類の問題解決を図るための具体的な規定が施されていると述べた。
　ロイ局長によると、労働・傷病兵・社会福祉省は、この問題を解決するために決定書を交付した。これまでに、各時代に整備された書類は基本的に解決された。
　現在、法令は、既に書類の原本を持っていない人々や、書類が整っているにもかかわらず未だ決定されていない対象者を確認するための書類手続きについて規定している。
　この法令は、具体的な規定を設け、かつそれぞれの歴史的な時代に従うことを定めた。

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（ 翻訳者:田中佑佳 ）
（ 記事ID:5753 )