軍評議会が長期継続しないようにするための民衆のボイコットにより、宝くじの販売が激減し、二か月の間に当選金として5億チャットのみ支払われた。
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　クーデターへの反対として、人々が宝くじの購入をせずボイコットをしているため、アウンバーレィくじの販売が激減し、同様に軍評議会の財政を支えることとなる宝くじの税収も激減している。

　宝くじの売り上げ合計の40％を税収とし、60％を当選金として支払うアウンバーレィくじで、以前は最高当選金15億チャットであったが、今月、最高当選金を5億チャットのみ支払うと内国歳入局が発表した。

　明日(5月1日)開催される第26回アウンバーレィくじ抽選会に向けて、合計205348セット（訳者注：10枚1セット）のくじを販売し、20億5300万チャット強のみの売り上げを得たと先の発表で明らかになった。

　上位（高額）当選、中位当選、当選本数が多い下位当選の種類も減ってしまった。

　クーデター後、くじの販売数量は最低となったため、くじの抽選日を何度も延期しなければならず、くじを購入する人がいないため、くじの販売店は（くじを買いませんかという）電話をかけて売っていることが、くじ購入者の一部から明らかになった。

　2月1日のクーデター後、3月15日に一度だけ抽選会を開催することができた。

　「くじ購入者、くじの販売で生計を立てる人々の苦境を救うため」と言って上記の第26回抽選会を4月1日に代わり5月1日に開催することを軍評議会が3月22日に発表した。

　クーデターへの反対、ボイコットとして、軍評議会を支える税を得る手段を市民が避けるようになり、くじを購入しないほか、商業税、所得税、電気税（訳者注：電気料金のことだがこれまでずっと「税」と呼ばれている）などを支払わないように呼びかけている。

　軍部の主要な財源確保の三つの手段は、国民に対する税金、国営事業からの収入、諸外国からの借り入れであり、軍部が長期継続しないよう、これらの収入を得る三つの手段を断つため国民統一政府(NUG)が奮闘している。

　現行の国営事業である石油天然ガス企業からの税金が軍部に流れないよう、国民統一政府は、国際法に従って圧力をかけるよう準備している。

Myanmar Now
Apr 30, 2021

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（ 翻訳者:KR ）
（ 記事ID:5874 )