世界初のデジタル資産取引所が誕生
2021年04月20日付 VietnamPlus 紙

世界初のデジタル資産取引所が誕生


Taurus社のデジタル資産取引所である”TDX”は、瞬時に銀行や発行者、投資家を繋げ、あらゆるデジタル資産の取引を可能とする世界初の取引所である。


4月19日、スイス金融市場調査局(FINMA)はフィンティック企業のTaurus社にゴーサインを出し、同社のデジタル資産取引所であるTDXの運営を認可した。

TDXは、ジュネーヴに本拠を置く同社の高度なテクノロジーを駆使して独占的に開設されたプラットフォームである。

Taurus社のデジタル資産取引所である”TDX”は、瞬時に銀行や発行者、投資家を繋げ、あらゆるデジタル資産の取引を可能とする世界初の取引所である。

この新しいインフラソリューションは、資産や芸術作品、不動産、電子通貨、その他資産の暗号化を通じて、銀行や起業家、アーティストらの資産流動性を促すことを目的としている。

Taurus社によるTDXの誕生は、暗号化された証券や個人資産向けのオープンで独立したインフラソリューションへのアクセスを求める銀行や発行者の日増しに高まるニーズに応えるものだ。

Taurus社は、5月10日に上記のプラットフォームの運営を開始する予定で、Arab Bank Switzerland、 Hypothekarbank Lenzburg、 FlowBank およびSEBA が最初に上記のネットワークに参加する顔ぶれだ。

まさに今、スイスでブロックチェーン技術を応用した一つのインフラソリューションが、銀行や企業、投資家と電子通貨や新たなデジタル証券を繋げ、始動しようとしている。

Taurus社のTDXプラットフォームは、イーサリアム(Ethereum)やテゾス(Tezos)のブロックチェーンプラットフォームを利用し、スマート・コントラクトを実行するよう設定されている。

スマート・コントラクトとは、従来の証券取引に関わる処理を自動化するための暗号化されたシステムのことである。

Taurus社によると、これにより、より小規模な企業にとって資金調達や取引可能な様々な資産形成へのハードルが低くなる。

今年、スイスは自国の法律を改正し、デジタル資産を法体系に組み込んだ。これにより、Taurus社のような企業による、新たな取引形態の基礎となるプラットフォームの創造に弾みがつくことが期待される。

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( 翻訳者:新里フランコ )
( 記事ID:5910 )