ミンダッ市民のほぼ全ての避難民たちが援助を必要としている
2021年05月25日付 その他 - コナンサングメディアグループ 紙


戒厳令が発表されたチン州ミンダッ市で戦闘が再び激化することを懸念してミンダッ市居住の市民ほぼ全員が避難しなければならず、援助が必要であることが分かった。

「15日に、軍はこんなに小さな町を重火器で60発以上発砲し、ヘリコプターから銃撃するという状況で、これに恐怖を覚えない人はいない。そのためミンダッ市近隣の川や渓谷の中に逃げた人間が多数出た。市内には一部の高齢者たち、子どもたちだけが居る。逃げることができない人々、逃げたくない人々、逃げないと決めた人々、そのような人々だけが残ったのだ。それ以外の人々が皆森の中や渓谷の中に逃げたとなると、ミンダッ市民の80から90パーセントほどが逃げた」とミンダッ避難民援助組織の責任者の一人が述べた。

ミンダッ市から逃げてくる避難民はさらに増加したため、避難民が約400人から500人ほど暮らすことができるキャンプ(IDPキャンプ)4箇所と他の村の中にもIDPキャンプを約10箇所開設し、人数として10,000人ほどが避難しており、彼らのために食糧、屋根壁などが至急必要になっていることを彼が続けて語った。

チン州ミンダッ市で軍と国民防衛部隊の交渉が決裂し、5月12日に再び戦闘が勃発しており、5月13日にはクーデター軍がミンダッ市に対して戒厳令を発表した。

しかしミンダッ市では軍と国民防衛部隊との間で戦闘が継続して発生し、軍側は大挙して重火器や軍用ヘリコプターを使用して攻撃したため、市民に対する被害が甚大となることを恐れてミンダッ市の国民防衛部隊は5月15日に撤退した。そのように退却したにも関わらず、軍評議会側の軍はミンダッ市の住居を破壊、家内に入って逮捕を行い、射撃により自宅内に隠れていた10歳の子どもの首のあたりに弾丸が当たり、現在マンダレーで治療を受けているところである。

現在ミンダッ市は、軍274大隊の管理下にあり、市内での暮らしは、安全が確保されないばかりか、戦闘が再び激化することを恐れ、ほとんどの住民が安全な場所に避難している。
(マーグレット)

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( 翻訳者:O.R、K.Y )
( 記事ID:5940 )