ビンスマート(VinSmart)社、スマホとテレビの生産をストップしビンファースト(VinFast)に集中
2021年05月09日付 VietnamPlus 紙
ビンスマートのスマートフォン
ビンスマートのスマートフォン

ビンスマート(VinSmart)社、スマホとテレビの生産をストップしビンファースト(VinFast)に集中


ビンスマート社はテレビやスマホの開発をストップし、住宅や自動車用のスマート機能の開発に転換する。



5月9日、ビングループ(Vingroup)は、子会社であるビンスマート社がテレビとスマホの研究開発並びに生産をストップすると公式に発表した。

発表によると、ビンスマート社は住宅や自動車用のスマート機能の開発に転換する予定である。それに伴い、同社は、今後ビンファースト社が製造する自動車のための車載情報娯楽サービス(Infotainment)を開発していく。

また、ビンスマート社は電子部品やセル電池、調整バッテリーのシステム、各種電動モーターの研究、設計、生産に注力していく。これにより、現地調達の比率を高めると共に、ビンファースト社への質の高い製品供給を確保する狙いがある。

また、同社は今後、スマート都市・スマート住宅および各種IoT関連機器に関する現行の研究も進めていく。

ビンスマート社の工場は、マーケットに供給するため、製品寿命がくるまでスマホとテレビの生産を続ける予定である。その後、工場の一部を各パートナー企業が製造のため使用し、残りは新製品生産のために拡大調整される予定である。

ビンスマート社は、市場で販売済みの製品に関して、各顧客がそれらの製品の使用をやめるまで、誓約通り、それらの製品に対する保証や修理等アフターケアを継続する。とりわけ、スマホのソフトウェア開発に携わる部門に関しては、今後も市場で販売済みのスマホ用のアップグレードやアップデートの研究を続けていく。

2021年5月6日、ビングループは、新しい自動車モデルの研究開発とブランド化を進展させるため、自動車に関わる開発リソースを海外のビンファースト社の研究機関からベトナムにある本部に集約する予定であると発表した。以前、同グループは最優先分野である自動車産業に集中するために、小売業や農業、航空業からも順次退いてきた経緯がある。

2018年6月に誕生したビンスマート社は、Vスマート(Vsmart)ブランドの下、スマホの生産を開始した。それからの約3年の発展の中で、Vスマートは19モデルのスマホと5モデルのテレビを市場に打ち出した。

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( 翻訳者:新里フランコ )
( 記事ID:5946 )