BNN Bloomberg: ベトナムは太陽エネルギー分野で“爆発的発展”
2021年05月21日付 VietnamPlus 紙
アンザン省のSao Mai太陽光発電工場のカム山のふもとにあるソラーパネルフィールド
アンザン省のSao Mai太陽光発電工場のカム山のふもとにあるソラーパネルフィールド

BNN Bloomberg: ベトナムは太陽エネルギー分野で“爆発的発展”


クリーンエネルギー調査団体ブルームバーグニューエナジーファイナンス(BloombergNEF)によると、2020年にベトナムはソーラーパネル設置数でアメリカと中国に次いだ。



駐オタワの国営ベトナム通信社特派員は、カナダの金融分野専門ウェブサイト「Bloomberg NEF」の記事を引用し、過去2年間のベトナムにおける太陽光発電は100倍に増加したことを伝えた。

クリーンエネルギー調査団体のBloomberg NEFによると、現在ベトナムは太陽光発電量において世界第7位に位置し、2020年にはソーラーパネル設置数でアメリカと中国に次いだ。

記事では、アジアでの風力発電所と太陽光発電所の建設及び運用会社であるUPC Renewables社ベトナム法人のローガン・ノックス社長の発言として、「太陽エネルギーに関してこれほどの爆発的に発展している国を見たことがない。とても信じられない」と断言していることを伝えた。

ベトナムの動きは、世界中で化石燃料の使用を抑制し、クリーンエネルギーの推進に向けた努力の成果が出てきていることを知らせるものである、と記事は強調している。

Bloomberg NEFによると、実のところベトナム政府は、電力不足で経済発展の勢いに衰退の兆候が出始めていた数年前から、太陽エネルギーへの転換を行ってきた。

近年、サムソン電子等の大企業の工場での電力需要やアップル社への電力供給の増加と相俟って、ベトナム経済は顕著な成長を遂げている。

火力発電所によるこうしたエネルギー需要への対応は遅れている。主な原因としては、大気汚染に関する懸念や、世界中の銀行が石炭関連プロジェクトへの融資が中止されたことによる財政難が挙げられる。

この記事では、今世紀半ばまでにカーボンニュートラルを目指すとの目標を達成するため、より多くの発展途上国がクリーンエネルギーに転換することが必要だと述べられている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:松倉むつき )
( 記事ID:5989 )