新型コロナウイルス・ワクチン、運転手や乗務員に優先接種を提議


現在、全国には約 130 万から 150 万人の自動車運転手がおり、仕事の性質上、これらの対象者はコロナウイルスへの感染および感染を拡大させるリスクが非常に高いため、早急なワクチン接種が求められる



ベトナム自動車輸送協会はこのほど、旅客自動車の運転手や乗務員へのコロナワクチンの優先接種を提議する文書を新型コロナウイルス対策中央指導委員会と、各省・都市の新型コロナウイルス対策指導委員会に提出した。

多くの省や都市でコロナウイルスの感染状況が複雑化するなか、政府は コロナワクチンの購入と使用に関する決議第 21/NQ-CP号 を迅速に公布したが、ワクチンの数にはまだ限りがあるため、政府はコロナ感染防止の最前線にいる人たちへの優先接種を指示した。

決議によると、自動車での陸上輸送業は「必要不可欠なサービス提供者」のカテゴリーに属すため、近い内には接種の対象となる。

ベトナム自動車輸送協会のグエン・ヴァン・クェン会長によると、統計の概算値では現在、国内の自動車運転手は約130万から150万人ほど存在する。 そのうち、40 万人以上が旅客輸送車（固定路線の旅客車両、バス、タクシー、契約車両、観光用車両）の運転手で、100 万人以上は各種貨物の輸送に従事する運転手である。

仕事の性質上、これらの対象者は コロナウイルスへの感染および感染を拡大させるリスクが非常に高い。

加盟組織や直属の組織からの要望に基づき、ベトナム自動車輸送協会は、運転手や乗務員ら、必要不可欠なサービス部門に従事する労働者が安心して仕事に取り組み、コロナウイルスの感染防止と社会経済の発展に貢献できるようにするためにも、各地の運転手や乗務員に対するワクチンの優先接種のできるだけ早い実施を考慮するよう、新型コロナウイルス対策中央指導委員会と各省・都市の新型コロナウイルス対策指導委員会に提議した。

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（ 翻訳者:吉武奏 ）
（ 記事ID:6035 )