ホーチミン市、公共投資の予算執行 95%以上へ向け健闘

2021年、ホーチミン市は市の総額35兆7492億1800万ドンの公共投資計画の詳細を配布交付した。2021年4月末までの計算で執行率は13.1％に達する。


ホーチミン市は現在から2021年末までに、公共投資と予算執行の実施進度を上げ、2021年の執行が95％以上になるよう健闘するため、同時的措置と適時の障壁、困難、障害の排除を決然と実施する。

これはこのほど公布された2021年公共投資予算執行促進のための行動プログラムの中で、ホーチミン人民委員会によって提示された目標である。

それによるとホーチミン人民委員会は、新型コロナウイルス感染症が予断を許さない中での2021年の経済成長の促進、経済社会開発目標の最高レベルでの実現のために、公共投資計画の実施促進は市域内の各レベルの政権の2021年の重要な政治的責務であると定めている。

同時に、ビジネス、生産、消費、雇用創出と社会保障の確保を促すために、公共投資計画の予算執行を決然と促進する。そこから、競争を強化し、個人と企業の事業生産活動を支援し、他の社会投資予算を集めるために必要な経済社会インフラの確立と改善の促しの一助とする。

ホーチミン市人民委員会は具体的な任務と解決方法について、財務局に対し、計画投資局としっかり連携をとり、政府首相の案件決算の監査の指導、実施の後に2021年から2025年期の市の予算源と予算バランスの可能性についてのデータを適時提供し、また、国家予算が用いられたプロジェクトの完了の決算実施過程における障害について市人民委員会に適時報告を行い、困難を取り去る解決方法を提案することを課している。

それと共にホーチミン市人民委員会は、ホーチミン市国庫に対し、条件を満たせば4営業日以内に案件への清算を行うことを指導し、投資家としっかり連携して発生している困難に対処し支出監査の時間を短縮することを課した。

一方で、天然資源環境局は財務局、市地価審議会と連携し、市が2021年の公共投資計画執行の基礎とすべく、投資が既に決定しているプロジェクトに対する補償単価を承認するよう至急市人民委員会に諮り上申した。

地方に関し、トゥードゥック市や各区、県人民委員会は、直属専門機関や坊、社、町の人民委員会に対し、主体的に投資家や関係各機関としっかりと連携して提示された案件のペース要請に応じた区画整理計画を確立するよう継続的に指導し、監察する。

他にも、ホーチミン市人民委員会は、達成時期を過ぎているが未だ完成していない案件に対しては速やかに書類を調整し、規定に従い案件の実施期間の調整決定権を持つレベルに上申し、投資手続きを早期に完了するために審査・承認権を持つ国家機関に上申する前に内部審査の質について責任を持ち、案件の書類をきちんと検査し、施工予想図をデザインするよう投資家に求めている。

2021年、ホーチミン市は市の総額35兆7492億1800万ドンの公共投資計画の詳細を配布交付した。その中で中央の予算は3兆8276億8300万ドンで、市の予算は31兆9215億3500万ドンである。

2021年4月末までで、市国庫が確認した公共投資の執行総額は4兆6909億7700万ドンであり、執行率は市総予算の13.1％（2020年は10.8％しか達成せず）に達し、中央からの執行予算は1870億ドンで執行率は総予算の4.9％で、市からの執行予算は4兆5030億ドンで執行率は総予算の14.1％である。

市内の投資事業に関しては、2021年4月にホーチミン人民評議会が2つの重要な案件の立案方針として可決し、その1つがトゥードゥック市におけるアンフーの3層交差で、総投資額は3兆9000億ドンを超え、このうち市の予算が2兆1000億ドン、国の補助が1兆8000億ドンとなっており、ホーチミン市―ロンタイン―ザウザイ間の高速道路入り口の混雑状況の緩和に貢献する。

これはホーチミン市と南部の重要な経済区に属する各省の間の交通を結ぶ動脈である。

もう一つのタムルオン―ベンカット―ザックヌオックレン運河環境建設改良案件は、総投資額が8兆2000億ドンで、このうち市の予算は4兆2000億ドンで、国の補助は4兆ドンである。

案件は流域の住民約2百万人の生活と環境の改善と、ホーチミン市からビンズオンやドンナイに向かう水上交通と結節点を増やすことに貢献する。

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（ 翻訳者:須藤遼 ）
（ 記事ID:6057 )