カチン避難民キャンプにおいて新型コロナウイルス感染患者が一層増加してきたため、衣食住が非常に困窮
2021年10月14日付 その他 - カチンニュースグループ 紙


カチン州にある避難民キャンプで、今月中コロナウイルス陽性患者が増加してきており、ロックダウンをしなくてはならないので、食糧不足に直面しているということが避難民から判明した。

ミッチナー市Jaw Masat(モータウン)避難民キャンプには、10月初旬から現在までで陽性患者が170名以上いると、 Jaw Masatキャンプの責任者から分かった。

「この避難民キャンプでは、7月に他の人達が多く感染していた時でさえ、私の周りには感染者は一人もいなかった。しかし9月末からの再検査で一組の家族で一人見つかり、二人見つかり、そこから家族全員の感染が見られるようになった。それから10月8日の再検査で145人の感染があり、現在は170人にまで上っている。キャンプの半分が感染していて、キャンプ全体に伝染している。食糧の入手が困難なので抵抗力がない人々が多く、今のように感染が増えているのだろう」とJaw Masatキャンプの責任者が述べた。

上記の感染者に、寝具用の敷物が不足しているので、寝室の中でのみ治療を受けさせており、患者に必要なことをしてあげられるようなボランティアの数も必要であることが分かった。

その他に陽性患者には高齢者10人以上が含まれており、その様な人たちは抵抗力がないために、ベッドの上で発熱して苦しんでいる状態だと責任者が述べた。

現在、Jaw Masatキャンプでは、コロナウイルスの感染が拡がり続けており、食糧と医薬品の不足に直面している。寝具用の敷物もなく、援助が必要なことが分かった。

同様にミッチーナ・トリニティ避難民キャンプでも、未だ10人以上のコロナウイルス陽性患者がおり、医薬品と高カロリー食の支援が必要である。

「私たちの避難民キャンプでは、ロックダウンをしていない。ロックダウンをすると、火を起こすための薪を始め問題が生じる。お金を払っても買えない。WFPからのお金は、WFPからもらう前に別の人からお金を借りて生活をしていたので、WFPがお金をくれたと同時に返済をしたところ、生活をしていく事が一層困難になっている。陽性患者がいる人の部屋から各自の家に行くことのみロックダウンしている。現在ある薬でその場で出来る限り治療をし、患者をそこに置いている」と避難民キャンプの責任者は話した。

同様にチープウェ避難民キャンプでは感染者が2人、ナマティー(LamBraw Yang)避難民キャンプでは1人などと感染が引き続いており、外に出て仕事を探し生活するのは困難であるため援助を期待していると避難民キャンプの人々は話す。

また、現在の政治状況において、物価は大幅に上昇しているが、避難民キャンプの人々が頼るWFPからの資金援助は現在の物価と合わなくなっており、衣食住の問題に直面していることが分かった。

2021年10月14日 カチンニュースグループ

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( 翻訳者:A.S K.R )
( 記事ID:6121 )