電子機器受託生産社のフォックスコン(Foxconn)社は、3種類の電気自動車(EV)を公開
2021年10月18日付 VietnamPlus 紙
「モデルC」と呼ばれるSUV型EV
「モデルC」と呼ばれるSUV型EV

電子機器受託生産社のフォックスコン(Foxconn)社は、3種類の電気自動車(EV)を公開


フォックスコンは、セダン型EV、SUV型(多目的スポーツ用)EVとバス型EVの3種のEVを紹介した。これらは試作車であり、フォックスコンは他企業との共同生産を望んでいる。



台湾(中国)の電子機器受託生産であるフォックスコンは、10月18日に正式に3種類の電気自動車(EV)を打ち出し、EV市場において主要なプレイヤーとなった。EV市場は世界的にも急速に成長している市場であり、フォックスコンは当分野における協力企業を模索している。

同日の発表イベントにおいて、フォックスコンはセダン型EV、SUV型(多目的スポーツ用)EVとバス型EVの3種のEVを紹介した。これらは試作車であり、フォックスコンは他企業との共同生産を望んでいる。

フォックスコンは加えて、SUV型EVである「モデルC」は、一台あたり357,000ドル以下で、台湾にて2023年から販売される予定であることを発表した。一方で、バス型EVである「モデルT」は、台湾交通部のテストを通過すれば台湾南部に位置する高雄市にて、来年早くから製造が開始可能であるとも述べた。また、セダン型EVは「モデルE」と名付けられた。

フォックスコンは2020年にはEVの発展に向け約3億5500万ドルの投資を行っており、今後2年においても当分野への投資が強化されることが期待されている。

世界最大級の電子機器受託生産会社であるフォックスコンは、米アップル社の「iPhone」をはじめとする世界中の多くのリーディング企業の電子機器の組立てに重要な役割を果たしてきた。

しかしながらフォックスコンは、従来の電子機器の組立てとは異なる分野への多様化を目指し、急速に動いてきた。そのひとつとして、フォックスコンは電気自動車分野に資本を投下してきた。これらには、同じく自動車メーカーである裕隆汽車社(Yulon Motor)とのジョイント・ベンチャーの設立や、経営状況が悪化しているアメリカのオハイオ州の自動車工場の買収が含まれる。

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( 翻訳者:新里フランコ )
( 記事ID:6140 )