ニョン-ハノイ駅間の都市鉄道、12月に10本で試運転
2021年10月08日付 VietnamPlus 紙
ニョン-ハノイ駅間の都市鉄道の列車は12月に連続試運転される
ニョン-ハノイ駅間の都市鉄道の列車は12月に連続試運転される

ニョン-ハノイ駅間の都市鉄道、12月に10本で試運転


正式に運行が開始される際には、ニョン-ハノイ駅間のハノイ市の試験的な都市鉄道は、8本を連続して運行し、1本は予備用、1本は救助用とする。



ハノイ都市鉄道管理委員会(MRB)は、列車の組み立てと試運転を相次いで行っており、2021年12月には全列車の試運転が連続して行えるよう努力している。

MRBによると、11か月間に及ぶ連続搬送の末、2021年9月に10本目の列車の国内への搬入が完了した。ニョン車両基地で最後の2本の列車の組み立てを完成させるのと並行して、残りの列車は連続して試運転を行っている。

MRBはまた、ベトナム登録局(Vietnam Register/交通運輸省)と協力して規定に則した車両の検査・登録や、全システムの安全評価を実現するためにコンサルタントへの書類を提供したりしている。

正式に運行が開始される際には、ニョン-ハノイ駅間のハノイ市の試験的な都市鉄道は8本を連続して運行し、1本をラッシュアワー時の増便用、1本を緊急時の救助用とする。

MRBのリーダーはまた、プロジェクトは依然として多くの困難や障害に直面しており、要求通りの進捗が実現できないことを認めている。

具体的には、世界的な新型コロナウイルスの影響により、プロジェクトの進捗に深刻な影響が出ており、とりわけ外国人専門家の招聘や、ヨーロッパからのプロジェクト用設備の生産、輸入への影響が顕著となっている。
 
「他にも、住民の手続きや執行に支障が生じ、土地の明け渡しが長期に渡り滞っていること、プロジェクトの修正や、借款契約や財政議定書の修正のための手続きに時間がかかっていること、ベトナムにおける都市鉄道分野の基準・規準が統一化されておらず不十分なことからプロジェクト実施過程で多くの修正が生ずるといった問題がある」とMRBのリーダーは話す。

これより先、ハノイ都市鉄道管理委員会のレ・チュン・ヒエウ副委員長は、ニョン-ハノイ駅間の都市鉄道プロジェクトについて、2021年末の開業、運行は厳しいだろうと認めていた。



ニョン-ハノイ駅間の都市鉄道プロジェクトは全長12.5km。8つの高架駅と4つの地下鉄駅があり、その内、高架区間(ニョン-カウザイ)は8.5 km、地下区間(カウザイ-ハノイ駅)は4km。

2021年末に高架区間を完成、開業し、続いて、2022年末に地下区間の運行を開始する予定である。

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( 翻訳者:武井菜那 )
( 記事ID:6189 )