世界人権デーのサイレントストライキに全国規模の参加を促す
2021年12月09日付 その他 - ミャンマープレスフォトエージェンシー 紙


世界人権デーである12月10日に、ミャンマーで人権が失われていることを明らかにする意味で全国的にサイレントストライキ(Silent Strike)を行うということが判明した。

ダゥェイ県民主主義運動ストライキ委員会のリーダーの一人であるコー・ウェーヤンソーが「このストライキには皆が一緒に参加してください。私たちの国民は今日まで気持ちが高まっている。このストライキに参加し(気持ちの高まりを)示すように私はこの場所からお願いしたい」と述べた。

暴力を振るう軍隊は主権を強引に奪い、軍事政権に反対する人の殺害、逮捕、弾圧などを行ってきたが、12月10日で10カ月と10日が経過した。

ミャンマーで起こっている人権のない状態を明らかにすること、継続する革命に命を捧げて戦いに参加した英雄全員の栄誉を称え、思いを馳せる目的で行っていくということが、サイレントストライキを呼びかける人々から分かった。

サイレントストライキを呼びかけるある人は「サイレントストライキを行うというのは、私の国で起こっている人権が無い状態や軍との衝突で亡くなった英雄の為に静かに平穏なまま、一番大きな声で叫んで行うことと同じ効果を出す、ということでやっている」とサイレントストライキのリーダーの一人がMPAに述べた。(訳者注:原文ママ)

12月10日の午前10時から午後4時まで、国民全員が外に出ずに家の中で参加できるほかに、黒いシャツを着て三本の指を立てた写真をソーシャルメディアのページに載せる事でも参加出来る。

外出しないサイレントストライキに参加する人々は健康に問題があれば相談できるよう、いつでも電話して医療サービスが提供される準備をしている組織もある。

それらのサービスを提供する電話相談所–ミャウンミャの責任者は「サイレントストライキを行うとき病院に行きたくないならば、電話してきてください。(ただし)緊急の場合は別だ。サービスを提供する。外出せずに治療できるようにする」と述べた。

サイレントストライキでは、現在の情勢によると、国民が共に参加するにあたって困難があるかもしれない。一部の人は困難はないが、工場勤務者、会社員やどうしても外に出なくてはならない人にとっては困難がある可能性があることと同様に、イスラム教の毎週の礼拝日である金曜日でもあり、イスラム教徒にとっても障害になり得るとの批判もあった。

軍事独裁者に対する革命に心血を注ぎ参加するある学生は「困難に直面する可能性もあるのは、外に出ることで初めて食べ物にありつける貧困層の人々、他にも宗教のために祈らなくてはならない人々だ」と述べた。

そのように衣食住と宗教のために外出した人々を写真に撮り公開し、文章で非難することで、社会に分断を生みたくないとその学生は述べた。

世界人権デーに行われるサイレントストライキとイスラム教徒の礼拝日が重なることを利用して、サイレントストライキがイスラム教徒にとって迷惑になるために実施日を延期したという、国民民主連盟の判のおされた偽物の文書一通が出てきた。

しかしそのような文書を国民民主連盟が発行したということはなく、偽物であると国民民主連盟のメンバーは回答している。

他にも、テロリスト軍は経営者に対し、店に対して開くよう、仕事を休業にしないよう脅し、圧力をかけているとわかった。

ミャンマーでは軍事クーデターの後、国民全員が基本的人権と基本的権利を失い、国民は毎日恐怖に怯えて暮らすような生活をしている。

そのような状況においてサイレントストライキを行うだけでなく、軍事独裁に対して多様な方法で効果的に対抗するように、軍独裁者に反対する1人の学生が促している。

「人々が軍をこのように叩くことで十分だ、やるべきことはやったと早合点してしまうことを恐れている」と先の学生は述べた。

テロリスト軍によるクーデターが起きた後、テロリスト軍に銃撃され殺され、逮捕され拷問されたため、合計1300人以上が死亡し、合計10000人以上が逮捕されていると国内の政治囚支援協会(AAPP)が発表した。

MPA 2021年12月9日

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( 翻訳者:S.A N,Y )
( 記事ID:6203 )