バクマイ病院の幹部、元幹部3人を党除名


党中央監査委員会第8回会合の声明では、保健省（2016年-2021年）と赤十字会（2017年-2020年）の党幹事委員会（訳注：機関内の党組織のうち中核機関）に属する個人と組織の過ちに対する党処分を検討し結論を示した。



11月4日、第13期党中央監査委員会が発出した第8回会合に関する声明は次の通りである。

2021年11月2日から4日まで、ハノイにおいて、党中央監査委員会第8回会合を開催した。党中央監査委員会委員長のチャン・カム・トゥ党政治局員、党書記局員が会合を主宰した。

本会合で、党中央監査委員会は以下の若干の内容を検討し、結論を出した。

2016-2021年任期の保健省党幹事委員会にかかる違反の兆候に対する監査結果を検討したところ、党中央監査委員会は次の点を認めた。

保健省党幹事委員会は、党の活動原則と党幹事委員会の勤務規程に違反し、責任感が欠如し、指導が弛緩した結果、保健省、医薬品管理局、多数の医療機関・診療所および個人が枠組みや政策の策定および制定するにあたり、党の規定と国家の法律を違反せしめた。また、薬の輸入許可、合弁事業の実施、入札、医薬品・医療機器・消耗品の調達に際し、多くの幹部・党員が党処分を受け、一部の者は刑事罰の対象とならしめた。

上記の違反によって、国家の資金・財産の損失、無駄遣いをするなど重大な後遺症を引き起こし、医療保険基金に損害を与え、国民健康保護およびサービスに関する党の方針と国家の政策、法律に多大な影響を及ぼし、社会に不満を醸し出し、保健部門の党組織および保健省の威信に悪影響を及ぼした。

保健省党幹事委員会および関係する若干の個人と党組織による違反の内容、性質、程度および影響を検討し、違反した党組織および党員に対する党処分に関する規程に基づき、以下とする。

1．党中央監査委員会は党処分の執行を決定した。

2015-2020年任期の保健省党幹事委員会常務委員会、2010-2015年任期の医薬品管理局党委員会、2015-2020年任期のバクマイ病院党委員会常務委員会に対し警告処分を下す。2015-2020年任期の医薬品管理局党委員会に対し譴責処分を下す。

バクマイ病院の指導者および元指導者である、バクマイ病院院長のグエン・クアン・トゥアン党書記・ハノイ心臓病院元院長、バクマイ病院元院長のグエン・クオック・アイン元党書記、バクマイ病院元副院長のグエン・ゴック・ヒエン元党副書記に対し、党除名処分を下す。

医療機器および作業部長のグエン・ミン・トゥアン党支部書記、重要医療施設工事管理委員会元委員長兼保健省の医療施設工事建設専門プロジェクト管理委員会元委員長のグエン・タン・タン元党支部書記に対するすべての職名の解任を下す。

保健次官のグエン・チュオン・ソン党幹事委員会委員会、医局・伝統医薬品管理局局長グエン・テー・ティン党支部書記、医薬品管理局局長のヴー・トアン・クオン党書記、国家医薬品調達センター長のグエン・チー・ズン党支部書記に対し、譴責処分を下す。

2．党中央監査委員会は、2016-2021年任期の保健省党幹事委員会、および中央幹部の健康保護・ケア委員会委員長のグエン・ティ・キム・ティエン元党中央委員・保健省党幹事委員会元書記・党委員会書記・元保健大臣、保健次官のチュオン・クオック・クオン党幹事委員会委員に対する党処分の執行を検討するよう、党政治局と党書記局に要請した。

党中央監査委員会は、浮き彫りになった違反、欠点に関わる一部の党組織および党員に対する党処分について引き続き検討し執行を行う。同時に、違反や欠点を正し、責任を再点検し、他の関係する党組織や党員に対する党処分の執行を指導するよう、保健省の党幹事委員会、党委員会の常務委員会に要請する。

Ⅱ　2017-2022年任期のベトナム赤十字会党団（訳注：赤十字会内の党支部）にかかる違反の兆候に対する監査結果を検討したところ、党中央監査委員会は次の点を認めた。

ベトナム赤十字会党団は、党の活動原則と党団の勤務規程に違反し、指導が弛緩した結果、中央赤十字会直属の各報道機関人事、財政管理、組織編成・再編、組織管理にあたり、常務委員会、中央赤十字会の常任、一部の部局と個人の違反や欠点が浮き彫りになった。

ベトナム赤十字会の元会長のグエン・ティ・スアン・トゥ元党団書記、元副会長兼事務局長のグエン・ハイ・アイン党団委員・中央赤十字会党委員会書記、副会長のチャン・クオック・フン元党団委員、ダン・ミン・チャウ元党団委員、元組織委員長、元党団事務局長は、ベトナム赤十字会の党団における違反や欠点に対する責任を負うとともに、委ねられた職務・任務の遂行に際する違反や欠点に対し、個人として責任を負う。

「人道と生活」誌電子版の元編集長であるディン・バ・トゥアン党支部書記は、部門の意違反や欠点に対し、トップの者としての責任を負う。ジャーナリストや職員の管理における若干の違反や欠点について、また、中央赤十字会の報道機関の組織再編においてルールに反する助言を行ったことについて直接的に責任を負う。

上記の違反は重大な結果をもたらし、内部に物議を醸し出して、党組織とベトナム赤十字会の威信に悪影響を及ぼしたことに鑑み、党処分を検討し執行しなければならない。

Ⅲ　ハナム省党委常務委員会にかかる党中央査委員会による監査に関する「結論」の実施を検討した結果、党中央監査委員会は、違反や欠点の是正について指導し、違反の内容、責任を負うべき点について見直しを進め、関係する各党組織および党員の党処分を要請し、検討のうち執行するなど、ハナム省党委常務委員会が本「結論」に記載された各要請事項を厳格に遵守し、鋭意実施していることを認めた。

党中央監査委員会は、2016-2021年任期のハナム省人民委員会党幹事委員会および省人民委員会元人民委員長のグエン・スアン・ドン党委元副書記、党幹事委員会元党書記、に対する党処分の執行を検討した。同時に、省党委常務委員会は、監査の「結論」に示された内容を引き続き厳格に実施するよう求めた。

IV　ライチャウ省党委常務委員会および党委監査委員会による監査・監察の実施と党処分の執行状況、財政状況について監査したところ、党中央監査委員会は次の点を認めた。


ライチャウ省党委常務委員会および党委監査委員会には、長所の一方で、党の監査・監察の実施および党処分の執行、党の資産・財産の管理と使用に際する指導において、若干の問題点も受けられる。党中央監査委員会は、ライチャウ省党委常務委員会および党委監査委員会に対し、指摘された問題点を厳格に見直し、教訓を検討した上で、速やかに克服するよう要請する。

また、党中央監査委員会は、党員による禁止事項を定めた2021年10月25日付けの党中央執行委員会の「規定」実施のためのガイドライン草案について議論し意見聴取を行い、その他若干の重要内容について検討し決定した。

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（ 翻訳者:八木澤研人 ）
（ 記事ID:6223 )