ヤンゴンで宿泊者名簿の締め付けが強化
2022年02月12日付 その他 - ビルマニュースインターナショナル 紙


ヤンゴンでは、宿泊者名簿の締め付けが一層厳しくなっており、何段階ものチェックが行われていることが、チェックを受けた市民からの情報でわかった。
宿泊者名簿の提出では、主に若者について調べており、実際に住んでいること、近隣住民と家主の証明も要求していると、宿泊者名簿の提出に行ってチェックを受けた人が話した。

「地方の従弟が、学校を続けられなくなって、こっちで仕事をしている、宿泊者名簿を提出しないと言いがかりをつけるので、提出に行った。何の仕事をしているのか、学生なのかとなって、本人も呼んで来いと言われた。人も登録証も厳密に調べる。今何をしている、何をと、質問される。そして私に、学生なので、お前が保証しなければならない、何かあったらお前も逮捕する、部屋も差し押さえる、と脅された。宿泊者名簿一か月分として1万5千チャット要求した。やりたい放題やっている」とティンガンジュン区の住人の一人が話した。

宿泊者名簿記録は、軍評議会が任命した地区長を通じて、区管理委員会から管区のレベルまで提出されていることを匿名希望の百軒の組長の一人が話した。

「宿泊者名簿記録を、区から管区に至るまで提出しており、そこでは、サラパ(軍事治安部隊)が名簿を把握している。我々が提出する場合、家主もいないのに若者が集団で借りているとなると、そこに我々が印の線を引いておく。引かないわけにはいかない。[そうせよと]要求されるから。要は、地方から若者だけで、集まって住んでいるとなったら、これは重要、と記さなければならない。一人で住んでいる、仕事がないという場合も同じだ」と、ティンガンジュン区の百軒の組長が話した。

軍評議会が宿泊者名簿記録の締め付けを強化しているのには、ヤンゴンに来て身を隠している者たちや政治活動家たちを、探し出し逮捕したいからなのだろうと、ヤンゴンの革命勢力はコメントした。

「怖くて宿泊者名簿を提出しないではいられないように奴らは締め付けている。それに宿泊者名簿から革命勢力を逮捕できるよう準備してきた。サラパに委託しているということからも、過去の経歴を辿って逮捕できるようにしている。UG[地下活動家]としては、信頼でき安心できる場所で生活して、奴らがやろうとしていることを眼中に置かずにいるべきだ。宿泊者名簿を調べても、情報を得てやっとその場を封鎖して調べる、そのままでは彼らは調べることはできない。耳を澄まして、注意を張り巡らし、勇敢に闘わなければ」とヤンゴンの革命勢力の協力者の一人はコメントした。

BNIマルチメディアグループ 2022/2/7

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( 翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(HM) )
( 記事ID:6273 )