Z世代の春の革命はロヒンギャに対する人道主義につながる
2022年03月03日付 その他 - ミャンマープレスフォト 紙
難民キャンプのロヒンギャが国内の革命支持を表明している様子(写真CJ)
難民キャンプのロヒンギャが国内の革命支持を表明している様子(写真CJ)

 国内のみならず国外においても、ミャンマー国民はロヒンギャの問題に関して以前は思いやりを持つことが少なかった。
 春の革命を通じて、Z世代が命を懸け抵抗し対峙してきたことは、春の革命を勢いづけることになった。
 革命が進むにつれ、軍評議会のファシスト的な様相が明るみに出たため思いやりを持つようになってきた、とロヒンギャ問題活動家のローネーサンルゥインが述べた。
 「時間は必要であろう。あと1年くらい経てば(ロヒンギャはいない、ロヒンギャ問題はないと)叫んでいる人たちも、自分たちのように(ロヒンギャが)苦しんでいたのかとわかってくるだろう。代々の軍権力者から国籍を意図的に消されてきたのだ」と述べた。
 Z世代の自らを犠牲にする姿勢を通して、国民の間では、軍評議会の宗教を利用した洗脳(による対立)拡大は成功しなかったという。
 「私たちはロヒンギャ問題も人道問題だと受け止めている。現在、暴力的軍評議会のせいで山中に逃げ込む段階まで軍に抵抗を行っている。人道的な人々、思想を発展させたい。宗教を口実に人々を騙すことについて私たちは受け入れられない」とZ世代の一人であり国民防衛部隊に参加する若者が話した。
 何年にもわたって軍権力者は、ロヒンギャに対し国籍ある立場を失うように行ってきたのと同様、民族紛争を企て政治的駆け引きの状況を作り出してきた。
 現在、Z世代の新しい視点のおかげで人々が互いに思いやる状況が見え始めたが、十分な理解が得られるよう引き続き努力しなければならないと人権活動家は考えている。

2022年3月3日 MPA/007

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( 翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(SA) )
( 記事ID:6281 )