モウンコーの避難民キャンプでは避難場所や食糧調達に困難が生じており、今後は受け入れせず
2022年04月03日付 その他 - ボイスオブミャンマー 紙


 シャン州北部ムセ県モウンコー市の避難民キャンプにおいて、避難場所と食糧調達に困難が生じており、新たに避難してくる人々の一部には帰ってもらわざるを得ないことが、避難民キャンプ責任者や支援者からわかった。
 「このところ米と油が足りなくて非常に困っている」とある避難民キャンプ責任者が述べた。
 避難民の人数が増えているため、また彼らが滞在できるような別の場所もないため、帰ってもらわざるを得ないと述べた。
 「戦闘も発生していないので、今後受け入れられない。彼らを滞在させる場所もない。食料もないからだ」と滞在場所確保を支援しているある人が説明した。
 避難民に対して支援してくれる人が減少しているほか、(避難民が暮らす)建物をさらに建てるための場所と費用もまったく都合がつかず困難が生じているという。
 サトウキビ栽培をしている農民のところでの日雇いの仕事を期待しているが、現在は中国側に主に輸出しているサトウキビも、国境ゲートが閉鎖されているので(輸出できず)仕事にならないことを、避難民キャンプを支援管理しているある人が述べた。
 「マンハインとモウンコーの国境ゲートもまだ開いていない」と彼は述べた。
 モウンコー市ではカチン教会、リス教会、僧院で避難民を受け入れているほか、避難民キャンプも2か所増やしているが、毎月人数が増えてきているので約800人以上となり場所が足りないことが支援者からわかった。
 避難場所では食糧調達が困難なほか、戦闘で残された武器のせいで、樹木や果樹などの栽培で主に生計を立ててきた地元民が仕事をすることができなくなり、避難民が増加してきたと述べた。
 昨年7月頃からモウンコー郡内で国軍とコーカンMNDAA(ミャンマー民族民主同盟軍)の間で戦闘が激しくなったため、地元民は戦闘を避けねばならなかった。

2022年4月3日 Shy V ボイスオブミャンマー

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( 翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(SA) )
( 記事ID:6295 )