ザガインの元首相、ターエー元少将の故郷の村を軍が焼き討ち、親戚とUSDP党員らは村から避難
2022年05月23日付 その他-キッティッメディア紙 紙

ヤンゴン 5月18日

ザガイン管区、ブダリン郡で軍が村々に、放火、重火器による砲撃、殺害を行っており、ザガイン管区の元首相、退役少将であるターエー氏の出身地であるターヤーコウン、チャウンワージー村をも焼き討ちし破壊した。地元住民によるとターエー氏の妹を含む親戚とUSDP(連邦団結発展党)党員は一人残らず村から避難することを余儀なくされているとのことである。

 「ターエー少将の妹であるドー・ミャミャはまだそのターヤーコウン、チャウンワージー村にいた。その村全体が皆緑(訳注:連邦団結発展党の色で親軍派の意味)である。赤(訳注:NLD国民民主連盟の色でNLD支持派の意)は数えられるほどである。それが今朝、ターエーの村に軍が侵入して放火した。USDPも軍の支持者の緑も皆逃げなければならなかった。軍はもはや赤と緑を区別しない」と地元住民がヤンゴン・キッティッメディアに語った。

 今朝ブダリン郡とカニー郡内の6村に軍が侵攻し、焼き討ちした。ターエー氏の出身であるチャウンワージーも含まれていた。ターエー氏の村のチャウンワージーには50以上民家があるが、NLDを支持している家は7家族のみである。
 
 「ターエーの村には緑が多い。村全体で赤が7家族ほどしかいない。昨日の夕方、イェーブタリン村の村はずれにあるミャーテインタンパゴダの近くで地雷をしかけ、軍人が5人死んだ。[それで彼らは]夜、重火器で村々を見境なく砲撃した。その村の近くにある9村の人々はみな、避難せざるをえなかった。この軍人らはもう赤と緑を区別できなかった。興奮剤を使用し、錯乱状態だった」と地元住民の一人が語った。

 現地の別の情報源によれば、ザガイン管区の元首相、ターエー元少将の独り身の妹であるドー・ミャミャは村を捨て、親戚のいるブダリンに移住したともいう。

 「ウー・ターエーの妹であるドー・ミャミャはブダリン町のモンユワ・イェーウー通り、高校前にあるウー・ターエーの一番下の妹ドー・スウェタンの所に転居してから3か月経ったと言っている」とのことである。

 今日、軍がブダリン郡とカニー郡に隣接しているイェーブダリン村、ターヤーコウン、チャウンワージー、ウェチャウンレ―村、タイェードー村、シンサン村を焼き討ちした。

写真―以前の国家法秩序回復評議会政権時代のターエー少将(テインセイン大統領時代のザガインの首相)

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( 翻訳者:MY.S )
( 記事ID:6351 )