第 1 四半期のベトナムとラオスの貿易額、19%以上増加
2022年04月21日付 VietnamPlus 紙
ベトドゥック鉄鋼株式会社の鋼材製品の倉庫
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第 1 四半期のベトナムとラオスの貿易額、19%以上増加


ベトナムの対ラオス輸出額は前年同期比18%減の1億3000万ドルとなった一方、輸入額は同52.4%増の2億7200万ドルに達した。



ラオスのベトナム大使館商務部によると、第1四半期におけるベトナム・ラオス間の往復の貿易額は4億300万米ドルを超えて昨年の同時期に比べると19.2%増加した。

ベトナムの対ラオス輸出額は前年同期比18%減の1億3000万ドルとなった一方、輸入額は同52.4%増の2億7200万ドルに達した。

ベトナムの対ラオス輸出品目のうち、第一四半期に増加率が最高だったものは、肥料(161.6%増の1000万米ドル超)、ガソリン(142.3%増の880万米ドル超)、電線と電気ケーブル(42.5%増の約190万米ドル)、各種鋼材(18.6%増の約2270万米ドル)、繊維製品(17%以上増の250万米ドル超)、クリンカーとセメント(15.9%増の86万米ドル超)、セラミック製品(6.6%増の310万米ドル超)。

一方で貿易額が減少したベトナムの対ラオス輸出品目は、コーヒー(80.7%減の14万米ドル超)、卑金属およびその製品(76.6%減の70万米ドル超)、木材と木製品(約50%減の約125万米ドル)、菓子と穀物加工品(48%超減の233万米ドル超)、機械設備と部品(36.6%減の670万米ドル超)。その他の品目は全て20%以下の減少だった。

ベトナムのラオスからの輸入については、在ラオス・ベトナム大使館商務部のデータによると、全品目が増加している。その中でも、鉱石とその他鉱物は405.8%増で2800万米ドルを超えた。他に、木材と木製品が67.7%増の3300万米ドル超、ゴムが45.3%増の5420万米ドル超、肥料が34.8%増の約1830万米ドル、野菜が31.6%増の約430万米ドルで、その他の品目が34.2%増の1億3310万米ドル超に達した。

このように、2022年初3か月間で、ベトナムからラオスへの輸出額が全て減少したことで、第1四半期の輸出額は減少した。その一方で、反対にラオスからの輸入額は大幅に増加した。これは、ラオスからの主要な輸入品である鉱石、鉱物、ゴム、木材などが、ロシアとウクライナの戦争により供給源が不足し世界で価格が高騰している商品であることが原因と言える。

在ラオス・ベトナム大使館商務部によると、2022年4月におけるベトナム・ラオス間の往復の貿易額は輸入面で増加し続けると予想される。これは、ロシアとウクライナの緊張状態に終息の兆しが見られないなか、ラオスからの上記商品の輸入需要が依然として伸び続けているからである。



【写真】ベトドゥック鉄鋼株式会社の鋼材製品の倉庫

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( 翻訳者:鎌野天衣 )
( 記事ID:6361 )