移行期正義のプロセスによってのみタンタランを再興しなければならないと、暫定チン民族諮問評議会が発表
2022年07月03日付 その他 - チンワールド 紙
本日7月3日、暫定チン民族諮問評議会は、移行期正義のプロセスによってのみ、タンタランを再興していかなければならないと発表した。
暫定チン民族諮問評議会の発表の中では、タンタランが受けた被害は自然災害によって破壊されたのではない、軍評議会のメンバーが残酷に放火して破壊したこと、重火器や焼夷弾を使用して破壊したのであり、2022年6月23日までに、タンタランにあるキリスト教教会や、宗教施設を含む公共施設、1300軒以上の民家が破壊され被害を受けたことが明らかになっている。
発表によると、タンタランの復興と再建の実行において、移行期正義(transitional justice)のプロセスを必ず含める必要があるとし、この移行期に関わる正義の実行プロセスは、軍評議会が自らに対し反対抵抗する国民勢力を比較にならない強い兵器で攻撃しているときはどのようにしても実行できない。現在、タンタランに侵攻して占領している軍評議会軍と地元の国民防衛部隊との間で、いつでも戦闘が勃発する可能性がある状況である。そのため、住民がタンタランに戻って定住するために相応な安全をまだ確保できないことを想起すべきであること、タンタランの復興と再建のプロセスは、関係する地元の国民統治諸組織や国民防衛部隊を含む国内外にいるタンタラン市民全員が参加して実行するべきプロセスであること、それゆえ、軍事独裁制度の排除とフェデラル民主主義連邦の建設、政治的平等と自治権を十全に有するチン州を建設するために闘っているとき、タンタランの復興と再建というタイトルによって、軍評議会が仕掛けてきた策略*には特に気を付けなければならないことを周知し要請するものであると明記している。
暫定チン民族諮問評議会は、チン武装組織や政党の党員、市民社会組織で構成されている。
*軍評議会が任命したチン州政府が主導してタンタラン郡の復興と再建事業調整会議が6月30日にハーカーで開催された(写真)。出席者は軍評議会が任命したチン州首相や軍人、宗教者、地元関係者らであった。
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( 翻訳者:MY )
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