少数民族言語教育を行う公立学校ではモン語の教科書が足りないため、コピーを使用せざるを得ない
2022年07月04日付 その他 - モン ニュース エージェンシー 紙


少数民族言語教育を行っている公立学校ではモン語の教科書が足りないため、それをコピーして使用しなくてはならないという。
モン語の教科書を新しく発行することがないほか、以前に発行してきた分でも十分でないため、教育現場では困難に直面せざるをえないと、タンビューザヤ郡少数民族言語の教師ウー・ミンゾーが話す。
「会議を招集し、教科書を一度は配布したことがあった。なくなってしまったので現在まで手に入っていない。いつ手に入るかは教育局も知らない。子供50人に25冊しかない。残っているものをコピーしなくてはならない。昨年には教科書がなかったので黒板にのみ書いて教えざるを得なかった。今年も1年生、2年生は未だ教科書が行き渡っていない」と同氏は話す。
同様にモン語の教科書を2019年にだけ一度手に入れ、その後は手に入っていないことが、カレン州にある公立学校でモン語教育を行う教師により分かった。
全モン地域モン語文学文化協会(中央)の書記長ナインムンヤーザーは「学校が開いたので教育をおこなっているが、教科書がない。これを誰が発行してくれるのか。政府だけが責任をもって発行しなくてはならない。すでに勉強が始まっているので、この問題を関係各所が最速で解決してくれるよう要請してある」と話す。
その他にも、一部の少数民族言語教師(LT, language teacher)は働いているのにも関わらず教育局のリストに含まれていないので月給が払われていないことも同氏は話す。
少数民族言語の教員に対して、政府が正式に任命した日給月給制の教務補助(TA, Teaching Assistant)はひと月に130,000チャット分、LTは一人につき月に60,000チャット分、2021年12月から昇給があったとされる。
モン州の公立学校それぞれにはモン語教育校270校、カレン語教育校273校とパオ語教育校30校があるという。

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( 翻訳者:N.Y. )
( 記事ID:6440 )