早朝より5000人以上が列をなした日本語能力試験N4レベルの申請書販売が急遽停止、騒乱状態で10人の若者が逮捕
2022年08月05日付 その他 - キッテッメディア 紙


ヤンゴン 8月5日

日本に働きに行くために欠かせない日本語能力試験N4レベル受験の申請書を入手するため、本日午前に若者5000人以上が列をなし、騒乱状態になったため、申請書を渡す大学構内の別館で火災が発生、少なくとも10人の若者が逮捕されたと列に並んでいた若者たちから情報を得た。

ヤンゴン管区、カマユッ区所在のヤンゴン教育大学のラーニングハブがある第4ゲートで、8月5日午前4時頃から、2022年12月のJLPT(日本語能力試験)ヤンゴン試験会場のN4レベルの申請書を入手するために、5000人以上が争奪状態となったこと、あまりにも人数が多いため、騒乱が発生し、その後申請書の販売を停止したことをJLPT実施委員会、ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)が発表したところ、若者たちが怒り出し、もう販売はしないと発表した後で、ヤンゴン教育大学構内にある別館において火災が発生し、少なくとも若者10人を軍が殴打、逮捕していったことがわかった。

「JLPTのN4レベルの申込書を手に入れるため、若者が夜間外出禁止令もいとわず午前1時から並んでいた。午前4時には5000人を超えていた。騒乱状態になって閉鎖になった。オンラインでのみ受け付けると発表した。それで学校のドアをたたき壊し、若者たちが怒った。その後構内で火事が起きた。それで構内にいた若者10人あまりを軍が殴打して捕まえていった」と列に並んだ学生の一人が話した。

日本語N4レベルの試験に合格して証明書をもらったら、日本へ働きに行くチャンスが増えるので、若者の多くがN4レベルを受験したがっているということもわかった。

「ここにはもうどんな未来もない。マアラ(訳注:ミンアウンフライン上級大将のこと)のせいで人々の人生は断たれた。物価は日増しに上がっている。暮らしも、生きながらにして死んでいる。だから外国に出られるようにするしかない。日本が駄目ならシンガポール、マレーシア、最低でもタイに出ることを考える」と青年の一人は話した。

写真-本日午前4時、ヤンゴン教育大学で日本語能力試験N4レベルの申請書を入手するため並んでいる若者たち。

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( 翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(HM) )
( 記事ID:6456 )