不正、治安の悪化、弾圧などの下で苦しむフラインターヤー
2022年10月26日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙

軍がクーデターを起こしてから1年半以上が経過した中、低所得者層の人々がたくさん住んでいたヤンゴン市フラインターヤー区で治安の悪化、弾圧、不正が一段と増している。
軍事クーデター以降、悪化している治安の中で、窃盗やひったくりが横行し、職場への行き帰り途中でのひったくり、オートバイの窃盗、(店先での)巧妙な騙しなどが非常に増加してきている。
軍事評議会の傘下にある警察は、彼らに対して反抗する人間の逮捕と民主主義勢力の鎮圧を除き、法による支配というものが全く遂行できないでいる。
フラインターヤー区は軍の統治制度を実行する区として認定されており、地元民は軍による弾圧の苦痛に耐えながら生活している。
不当な逮捕、主な移動手段であるオートバイや三輪自転車の窃盗、不法占拠者に対する代替の場所を与えぬ強制排除なども生じている。
フラインタヤー区は工業地帯や工場などが多い地区であるため、あらゆる地域からの労働者が住んでいるが、軍事クーデター後、仕事も労働者としての権利も失ってしまった。
雇用機会が不足しているため、雇用主の多くはさまざまな方法で労働者を搾取している上、軍評議会の傘下に置かれた労働者組合もこれらの状況に対して何の措置も講じておらず、賄賂を支払うことのできる事業主の側に立って行動しているということがわかる。
フラインターヤー区は人口密度が最も高く、出稼ぎ労働者達が多く定着しており、軍事クーデター後最初に、手持ちの武器による抵抗があったため、戒厳令が発令され残虐な攻撃を受けた地区の一つである。

Tweet
シェア


 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:GM・HM・KY・YS )
( 記事ID:6555 )