ヤカイン州では戦闘停止もヤテダウン市の戦争避難民は支援を受けられない困難に直面
2022年12月07日付 その他 - ボイスオブミャンマー 紙


2022年12月7日 S.W

ヤカイン州では戦闘が停止して2週間近くになる。しかし戦闘が行われていた際に発生した戦争避難民たちが食糧支援を受け取ることができず、飢餓に直面していることがわかった。

現在、双方による銃撃は止まっており一部の道路は利用可能となったが、人道支援はいまだに全く届いていないと避難民らが述べた。

現在直面している困難について、ヤテダウン市ゼーティーダウン難民キャンプに滞在している女性は「衣食住に困っている。乾季になってきているので、蚊帳とブランケットが必要になってきている。道が再び開通し、支援が届くのではと期待するのにも疲れてしまった」と述べた。

ヤテダウン市の難民キャンプの多くで食糧支援が受けられなくなって3ヶ月ほどが経ったこと、以前に社会福祉救済復興省から与えられていた米ももう手に入らないことを述べた。

現在、物価が急騰してきており、米一袋に70000チャットも払わなければならないため、購入するためのお金が工面できず、代金後払いで購入する際にも困難があると難民の女性は言う。

難民の女性は「親しい人の所で、代金後払いで飲食する。最初に購入したものを後払いで返済できないと、それ以上、後払いでは購入できない。政府からも何も支援が得られない。社会福祉救済復興省がくれた米が手に入らなくなってから1年以上経った。ICRC(赤十字国際委員会)がいつも支給してくれる米、油、塩、日用品も得られなくなって3ヶ月経った」と述べた。

難民は今のように食糧の困窮に陥っているため、防災局の米の支援が難民キャンプに届いていないのに対し、州評議会の報道官ウー・フラテインは「難民に米が届いていないのは戦闘があるから届いていないのだ。予算が年度末の状況だからもう米がないのだ。5月始めになるとお金を引き出す。それで米を買う。送るとなると消費者の元に届くのは40日くらい遅れてしまうだろう。そのような難点がある」と語った。

ヤカイン州では難民への防災局からの定期的な米の支援があったが、2021年の年末ごろから米の支援が手に入らなくなったと判明した。

かつては難民キャンプに国際人道支援団体が米、油、塩、唐辛子、玉ねぎをはじめとする食糧を毎月定期的に供給していたが、軍事的緊張のせいで州評議会が文書を出し、国際組織に対してブーディーダウン、マウンドー、ヤテダウン、ポンナーチュン、ミンビャー、ミェボン、ミャウウーとチャウドー郡への人道支援の提供を一時的に停止するよう指示していたとわかった。

現在、難民は食糧危機のせいで飢餓に直面しているということも判明した。

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( 翻訳者:S.T.M、M.I、H.O )
( 記事ID:6575 )