SNS上で、パスポートを入手できると宣伝する詐欺が行われている
2023年01月17日付 その他 - バーマアソシエ―テッドプレス 紙
軍事クーデターの後、国内の困窮によって海外に行き仕事をするべく、パスポートを入手するために列に並ぶ人々
軍事クーデターの後、国内の困窮によって海外に行き仕事をするべく、パスポートを入手するために列に並ぶ人々

ヤンゴン1月6日

ミャンマーのパスポート発行局(ヤンゴン)と地方支局はパスポートの発行を制限なく停止しているが、一部のSNSではパスポートを入手できるよう手配するという詐欺があることがわかった。

ヤンゴンのパスポート発行局が休業している時、パスポートが欲しい人のために本物のQRコードによって通常通り業務を行うことをSNSで宣伝している。

パスポートを入手できるようにすると言って、サービス料5万チャットを事前に送金させ詐欺を行うこともあるとわかっている。また、パスポートを新しく作る場合10日以内なら15万チャット、5日以内で急ぐなら28万チャットで入手すると、一部のSNSで宣伝しており、そこに連絡して入手してもらう時に詐欺に遭うということがわかった。

さらに、パスポートの期限延長をするためには、10日以内なら13万チャットで、急ぎで5日以内なら25万チャットかかること、パスポート取得に関する手続きを、列に並ぶ必要なく早く入手できるような対応ができるという詐欺広告がSNSで見られることがわかった。

「今はヤンゴン市民もパスポートを発行してもらえない。地方からヤンゴンにやってきた人も、ヤンゴンではパスポートを発行してもらえない。ヤンゴンの人が地方に行ってパスポートを発行してもらうこともできない。発行は全てが停止されている」と、パスポートの発行を待つ人が言った。

現在パスポート発行局(ヤンゴン)では、政府間労働者派遣協定(MOU)で海外に仕事に行く予定の人や、韓国語能力試験(TOPIK)を受けて韓国に仕事に行く許可が出た人、インドのブッダガヤへの仏塔巡り旅行のためにのみ、パスポートが発行されていることがわかった。

ヤンゴンを除く地方都市のパスポート発行局においては、身分証明書の登録が行われた管区・州でのみパスポート業務を行うことができるとわかった。

軍評議会のクーデターと政治的混乱によって、外国へ行って働く人や学校へ行く人、治療を受ける人は、現在パスポートの発行が無制限に停止しているため申請の許可がおりず、困難に直面している。

このように軍評議会がパスポートの発行を停止していること、情報を隠していることを利用して、SNSで嘘をつく詐欺行為が発生している。

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( 翻訳者:H.N )
( 記事ID:6604 )