暴風被害により中国との国境一帯のKIOが統制する地域にある戦争避難民キャンプが破壊され支援が必要
2023年05月16日付 その他 - ミッチーナー・ニュースジャーナル 紙


強い勢力をもった「サイクロン・モカ」は、中国との国境一帯のカチン独立機構(KIO)の支配地域にわたって猛威を振るった。3つの戦争避難民キャンプにおける家屋が破壊されたため支援が必要である。

サイクロンのため避難民の家屋・食料倉庫が破壊され、現在に至るまで支援が届いていないため、避難民は自身の手で家屋を修繕しているとマガーヤン避難民キャンプの事務長が本紙に述べた。

「現在まで上層部が情報を聞いてきた程度である。(軍評議会は)視察に来ると言っていたが、まだ来ていない。家屋に対してキャンプの中で行えることから一緒に支援している。(家屋の)修繕は避難民キャンプの責任者が主導し行っている」と述べた。

5月14日午後8時ごろから午前2時ごろまで猛威を振るったサイクロンにより、カチン独立軍(KIA)支配地域内のマガーヤン避難民キャンプ、シャイヤン避難民キャンプとパージャウン避難民キャンプにおいては、他の避難民キャンプに比べ被害が大きかったことがわかった。

マガーヤン避難民キャンプでは、被害を受けた家屋が40棟以上あった中で20棟近くの家屋が全壊したとわかっている。またバージャウン避難民キャンプでは、食料倉庫が被害を受けたことで、保管されていた米が水に濡れてしまい日持ちしなくなるのではないかとの懸念がある。

現在は、使用できるトタンで仮設小屋を作って住んだり、そうでない人々は近くの親類の家に滞在したりするなどしていることがわかっている。

どの家族にも800万チャット前後の価値がある家を一軒ずつ建ててあったため、壊れてしまった家屋を再建することは避難民としては不可能であるため援助が必要である。

マガーヤン避難民キャンプは419世帯1665名が避難して共に生活しているキャンプの一つであり、300人を超える生徒、70歳を超える人々約200人、孤児が10名を超えていることがわかった。

はるかに遠い土地で困難の中にいる避難民は現在のような状況に遭遇しなければならなかったため、住居と食料を支援してくれることを期待している、と避難民が語った。

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( 翻訳者:H.K, G.M, A.I )
( 記事ID:6651 )