精神状態向上の研修を拡大開催するよう、戦争から避難した女性たちが要請
2023年05月24日付 その他 - カンタラワディタイムズ 紙


 戦争避難期間が長くなるにつれて、精神的なダメージを負ったため、戦争から避難した女性たちが精神状態向上研修を拡大開催するよう要請した。
 昨日5月23日、ディモソー郡西部のとある難民キャンプで、カレンニー民族女性団体(KNWO)は精神状態向上短期研修を一日行った。その研修には、難民キャンプの女性20人以上が参加した。
 そのような研修の実施は戦争から逃げなければならない女性たちのために精神的な力を与える、とドー・ナンモー(39歳)は語った。
 「研修をすべきであろう。なぜかというと、私たちは戦争を逃れて以来、強いて言えば、心に多くの傷があるのだ。私自身だけが心に傷を負っているようだが、他の者たちもまた心に傷を負っていると思えるのだ。戦争から避難して以来、心の傷はというと誰にでもあるものだ。特に、女性の場合は、より深刻だろう。衣食住、家族のこと、子供たちのこと、子供たちの学校教育など、多種多様だ。心の傷があると思う。この研修会では、ともかく何かしら精神的に力となるだろう」とドー・ナンモーが述べた。
 彼女はというと、2021年にカレンニー州のディモソー郡で戦闘が勃発して以来、故郷を捨てて逃れねばならなかった者である。家族は6人おり、戦闘を逃れて2年が経つ、と彼女は口にする。衣食住のやりくりのために、市場で物を売っていたが、物売りをしていた場所の近くで、頻繁に銃火器の着弾があったため、物売りを中止しなければならなかった、と口にした。生活のためには、必要な物資は依然として必要な状態であるため、心の苦しみは、さらに引き起こされるだろう、とドー・ナンモーが述べた。
 精神状態向上のための1日の短期研修で、女性に関する講習プログラムである容姿に関するハラスメント、精神面に関するハラスメント、性に関するハラスメント、社会経済に関するハラスメント、伝統的慣習に関するハラスメント、自分が経験したことを告白するプログラム、そして相互討論のプログラムを行っていった。
 「告白では、一人の困難をお互い告白し合う。そして初めて、気持ちがかなり軽くなっていく。研修はたくさんやってくれるなら、精神の苦しみはかなり軽くなっていくと思う。それから、今後も精神状態が良くなるように、しばしば研修をしてくれるようお願いしたい」と、研修に参加した17歳のマ・ディーディーが話した。
 カレンニー州内の、女性組織、社会組織、個人は、難民キャンプで精神状態を良くするような研修プログラムにおいて、戦争避難民と皆で話をすること、困難の告白を聞くこと、助言や話し合うこと、励ますこと、ゲームで楽しくなるように遊ぶことをはじめとするスタイルで研修を行うことがある。 

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( 翻訳者:Y.A, K.F, Y.S )
( 記事ID:6657 )